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アメリカ陸軍ボーイングP-12E
(ハセガワ 1/32)

by 愛知県在住 作者 清水 栄治




■作品について
 この作品は2015年8月頃に作ったもので、“ろーがんず杯”に向けて何を作ろうかと迷っている時にストック棚に目をやると、長く放置してあったキットが数個ありました。 その中で異色な複葉機が目に留まりました。製作期日が迫る中、短時間でしかもストック整理になると思い製作にかかりました。




■キットについて
 ハセガワの初期の1/32シリーズで時々再販されていたのですが、現在では手に入りにくいキットです。購入したのは今から30年くらい前でした。複葉機として3~4種類発売していたかと思います。私も全ての機種をストックしています。値段が手ごろで部品点数が少なく作りやすい内容になっていました。 キット内容ですが機体パネルライン及びリベットは凸タイプ、パーツ全体にバリがやや多めに感じました。複葉機では補強用ワイヤーの張線が出来栄えを左右しますが、それの解説が何も載っていませんでした。これは残念なことでした。デカールは劣化が激しく使い物にならない状態です。組み立ては部品点数が少なく説明書通りにスムーズに進みました。




■製作について

 30年前に機体だけを組立が終了しており、しかもパネルラインを筋ぼりに変えてありました。そんな昔によく手間をかけたものだと思わず微笑んでしまいました。全ての組立は半日程度で終了しました。小さな機体で目立つように塗装に力を入れました。指定色のグンゼのオリーブドラブでは濁りが入っているような感じがして自作のカラーを作りました。ストライプの赤色も発色をよくするために下地を全部白色で塗りピンクの効いた赤色で塗装しました。 数字と部隊マークだけはデカールを使用してその他はグンゼカラー(ラッカー)の塗装仕上げとしました。仕上げにグンゼの艶ありクリアーを吹き付けました。張線はピンバイスで取り付位置に穴を開け瞬間接着で伸ばしランナーを取り付けていきました。これはピント張りますが忍耐がいる作業でした。




■全体をとおして
 いわゆる箪笥の肥やし的なキットですが命を吹き込んでやるために、どこにポイントを置くかでキットは甦ると思います。本来なら捨ててしまうキットですが私の信条からどうしても捨てきれません。 一度手を付けたキットはその当時に何かの思いがあって組み立てたのでしょう。時間を置くことで魅力が再発見されることもあります。まだまだお手付きキットがありますが徐々に命を吹き込んでやりたいと思います。




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