翌1961年に排気量1500ccにアップし 直線的なラインをもつボディにモデルチェンジした「フェアレディ1500」(SP310 / SPL310型)が登場。
ここに至って、やっとヒーレー100のコピーデザインから脱している。
直線的なラインになったのは、これも北米大ベストセラーになるMGBとMGミゼットが登場したので、その影響が大きかったと思われる。ボディライン、メッキサイドラインやヘッドライト部のデザインからはMGBのイメージが見てとれる。つまりフェアレディ1500以降は ヒーレー100からMG似のデザインに乗り換えたというわけだ。
ちなみにオースチンヒーレーもMGも共に英国BMC(ブリティッシュモーターコーポレーション)の一ブランドであった。
この「フェアレディ1500」は直列4気筒 1500CC 71馬力を搭載し、小径ホイール、低床フレームの採用で低重心化を図った。 左向きの後部座席が備わる3人乗りだったのが珍しい。
(写真)「フェアレディ1500」コクピット
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「フェアレディ1500」(SP310型) 引用wikipedeia
(写真)MG・MGB MGAの後継車として大ヒットし 1962年~1980年に実に52万台が販売された名車中の名車。直列4気筒OHV 1,789cc搭載でボディラインが洗練されていて美しい。世界中のレースに数多く出場して戦績を残している。
(写真) 安価なMGミゼット (オースチン・ヒーレー・スプライトMK.2の兄弟車種) |