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(Photo)祝生誕50周年　サーブ37ビゲン

by　コルディッツ

飛行機実機写真

　サーブ37の初飛行は1967年2月8日なので、今年で50周年になりますが、自分の老化と同一歩調のようで、信じたくないですね。サーブ35やビゲン、スウェーデン王国の存在は、小学生の時にタミヤ100ミニ・ジェットシリーズで初めて知りました。あの頃はプラモデルが世界への窓口だったと思います
　サーブ37は高速道路から離陸して、マッハ2で飛べるし、先尾翼のスタイルは、SFの世界を見ているようで、ワクワクしました。

　あの時代のタミヤもハセガワも、ビゲンのワクワク感を共有していたのか、まだ試作機段階なのにプラモ化しちゃったものですから、実際に配備された機体と、外見上のズレに気づき、後からがっかりしたのを覚えています。
　サーブ37は、スウェーデン独自の国防構想に忠実に設計されたため、輸出されずに2005年退役しました。しかしカナード翼採用の先見性がウケたのか、或いはサーブ39グリッペンの販売促進グッズになったのか、ヨーロッパ諸国の航空博物館で拝観することが多い不思議な機体です。

サーブAJS37
　スウェーデン航空博物館（リンシェーピン）にて　　　　　2002年7月撮影
　改装前の博物館の庭に屋外展示されていました。子供の遊び場になって
いたようです。赤ビゲンで有名でしたが、再訪時は見当たりませんでした。
　AJSは対地攻撃主体偵察型のことでしょうか？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　サーブAJS37 37108/55
　スウェーデン航空博物館（リンシェーピン）にて　　　　　2014年6月撮影
　改装後の屋内展示機です。照明が暗くなり、撮影が難しくなっていました。
　ビゲンは短胴でカナード翼とデルタ翼の間隔が短いので、複葉機のように見えました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　サーブJA37 37393/4
　ノルウェー空軍博物館（ガーデモエン）にて　　　　　　　2012年8月撮影
　JAは要撃戦闘機型です。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　サーブJSF37 37954/54
　ポーランド空軍博物館（クラコウ）にて　　　　　　　　　　2011年5月撮影

　　　　　　　　　　　　　　　　　　サーブAJS37 37074/18
　スペイン空軍博物館（クワトロ・ビエントス、マドリッド郊外）にて　
　たぶん1998年8月撮影

　　　　　　　　　　　　　　　　　　サーブJSH37 37901/51
　アヴィオドローム（レリスタッド、オランダ）にて　　　　　　　　2007年7月撮影
　見学者のお陰で大きさが分かりやすかったです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　サーブSK37E 37898/71
　ル・ブルジェ航空宇宙博物館（パリ）にて　　　　　　　　　　2016年8月撮影
　SKは複座練習機型で、末尾のEは電子戦練習機を示します。

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