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(Photo) 女王陛下の007
by コルディッツ
博物館実機写真
大英帝国は自称「海賊の国」であるように、世界中の富を収集する(時には盗む)ことで帝国を築きました。それ故敵も多く、対抗するSIS(秘密情報部)は大発展を遂げました。SISの活動はフーバーに憎まれ、ヒトラーに羨望され、スターリンに恐れられ、そして現在でもプーチンに一目置かさせています。
007のコードネームを持つジェームズ・ボンド海軍中佐は、SIS組織ーMI6に所属し、「殺しのライセンス」を交付を受けて、女王陛下のスパイとして世界を股に活動を続けています。
ボンドの非合法活動の一端は、映画作品を通じて情報公開されていますが、その大胆不敵なスパイぶりは、英語圏はもちろん、非英語圏でも熱烈な007崇拝を引き起こしています。
恥かしながら007崇拝者の端くれとして、一連の映画作品の中で印象に残るヒコーキを集めてみました。実のところボンド・ガールとボンド・カーの方が、よりインパクト大なのですが、そちらは数多の先人達の偉業がありますので…
アヴロ・バルカン爆撃機
帝国戦争博物館ダックスフォードにて 2013年7月撮影
第4話「サンダーボール作戦」に登場。ション・コネリーの時代ですね。
バルカンから核弾頭が盗まれることから物語は始まります。
ジャイロコプター 「リトルネリー」
マルタ航空博物館(タ・アーリ)にて 2012年1月撮影
第5話「007は二度死ぬ」に登場。主演はション・コネリーです。
実は「007物が好きなら、この映画だけは見ない方が良い」と助言されて、
この作品だけ未見です。プラモデルも出たので存在を知りました。
エールフランスのコンコルド
航空宇宙博物館(ル・ブルジェ)にて 2016年8月撮影
第11話「ムーンレイカー」に登場。3代目のロジャー・ムーアの時代です。
この頃から映画館に007を見に行くようになりました。
ミル2(民間型のカニア)
ポーランド空軍博物館(クラコウ)にて 2011年5月撮影
第12話「ユア・アイズ・オンリー」に登場。ロジャー・ムーアです。
この映画を見ていた頃は、まさかソ連が無くなるとは思いもしませんでした。
ジブラルタル ロックと空港
ジブラルタルにて 1999年5月撮影
第15話「リビングデイ・ライツ」の舞台。第4代目ティモシー・ダルトンの初回。
オープニングのジブラルタルに向けてのスカイダイビングと着地後の格闘シーンに、先代ロジャー・ムーアにはない「若さ」を感じました。
ジブラルタル空港は半島の付け根を横断しているので、離着陸時には 踏切のように、遮断機が下ります。
ロッキードC-130の格納デッキ
ノルウェー空軍博物館(ガーデモエン)にて 2012年8月撮影
主演俳優の若返りが良い方に出た作品で、C-130を使った空中アクション
は素晴らしかったです。もっとも飛んでからはC-123ですが、済みません、
C-123の写真を見つけることが出来ませんでした。
ピラタスPC-6
石川県立航空プラザ(小松空港そば)にて 2016年2月撮影
第17話「ゴールデンアイ」に登場。第5代目ピアーズ・ブロスナンの初回。
オープニングの007のダムでのバンジージャンプとPC-6からの脱出シーン
は見ごたえありました。
MII6本部
ヴィクソール(ロンドン)にて 2006年7月撮影
この作品からMI6本部が映るようになりました。これも情報公開?(笑)
アエロ L-39アルバトロス
技術博物館(プラハ)にて 2005年4月撮影
第18話「トゥモロー・ネバー・ダイ」に登場。ピアーズ・ブロスナンです。
オープニングのアルバトロスを奪って武器市場を滅茶苦茶にするシーンと
脱出時のアルバトロス同士の空中戦は、よく出来ていたと思います。
Mi8
フィンランド航空博物館(バンター)にて 2008年7月撮影
第20話「ダイ・アナザーデイ」に登場。ピアーズ・ブロスナンです。
現在の朝鮮情勢を思わせる映画です。冒頭の007の北潜入シーンに登場。
あっけなく破壊されますが、実物のMi8を爆破したそうです。
ブリティシュ・エアウェイズの747
BA機内(ヒースロー空港)より 2009年7月撮影
第20話「ダイ・アナザーデイ」で、007のイギリス密入国シーンに登場。
ボンドは飛行中はファーストクラスに収まっていたのに、着陸時には前輪
に跨っていたのが笑えました。
MBB Bo105
ドイツ空軍博物館(ガトウ、ベルリン郊外)にて 2014年8月撮影
第25話「スペクター」に登場。主演は第6代目ダニエル・クレイグ
メキシコシティ上空の機内格闘シーンは、どんな安全策を取ったのか気に
なる位、スリリングでした。
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Vol.103 2017 March
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