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(Photo) ベストサイズは48 マーダーⅢ
by コルディッツ
博物館実機写真
マーダーⅢ(Sd kfz139)は、ドイツ陸軍の受けたT-34ショックの大きさを示す対戦車自走砲です。車台は旧式のチェコスロバキアの38t戦車のまま、ロシアから捕獲した76.2mm野砲を小改造し、申し訳程度に装甲した車体に載せています。結果的に車高は高くなり、想定外のT-34登場に動揺したドイツ陸軍が、応急的な対処法として急造させたドタバタをうかがわせます。
自走砲の魅力は、実用の範囲内での攻守のアンバランスだと思いますが、その点マーダーⅢは範囲内の極限にあるようで、ますます魅力的です。
プラモデルでその魅力ー頼れる対戦車砲と頼りにならない装甲ーを同時に叶えるには、48はベストサイズだと思います。こうして38t戦車系フリークも兼任する私は、タミヤ48のマーダーⅢとマーダーⅢMを買い求め…あぁ、ストックを増やしています。
マーダーⅢ、正式名称「7.62cm36式対戦車砲(r)搭載38(t)対戦車自走砲」 を拝観する機会がありましたので、紹介させていただきます。
マーダーⅢ Sd Kfz139
戦車博物館(ソミュール)にて 2016年8月撮影
洗練されていない姿に、取り敢えずT-34に対抗する懸命さを感じます。
簡素な戦闘室。「居住性」という言葉とは無縁かと。
車体前部にもあるチェコスロバキアの三色旗は
博物館で付けたものだと 思います。
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