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誌上個展

 コードロンC.445 ゴエラン (RSモデル1/72)

合板張りで低出力ながら使い易さで戦後も生産された傑作輸送機

by NOBUNAGA

 1934年(昭和9年)初飛行して以来各タイプ合わせて1700機余りが生産されました。フランスの戦前の飛行機は洒落た機体が多いですが特に民間機は洗練されたものがあります。220馬力エンジン双発で合わせても440馬力で乗員3名と乗客6人を乗せることが出来ました。 キットはRSスタンダード!で楽しめます。簡易キットは作りにくいと敬遠されがちですが知恵と工夫で乗り越え作る楽しさがあります。私はジョイフルキットと呼んでいますよ。とは言え大変なことは変わりがないんですが。



 キャノピー部分は透明部品ですが接着すると段差が出来ますのでがしがし削って均します。主翼の取付けはいくらか進歩したのかイモ付けでなく嵌め込むようになってますがこれではとても強度が保てないので桁を作りました。客席はレジンのシートですが組み上がると全く見えません。 乗員席は良く見えるのでシートベルトを付ければ良かった。後ろの通信士席の仕切には地図らしいものを貼付け、机には書類を広げてます。制作者の密かな楽しみですね。



合板張りとは言え主翼はつるんとしてるので図面を参考にすじ彫りで変化を付けました。



 塗装は自由フランス軍が使った輸送機で胴体は合板なので白を混ぜた銀を吹いてます。仕上げにクリアーを3回吹いて各部分にはエナメルの茶や黒を流しメリハリを付けました。
尾翼の黄色とあいまって美しい機体になりました。(銀塗装はむらが出て苦手です)



 実機写真や作例を参考に主脚タイヤに針金でフェンダーを取付け、屋根にはアンテナ線を張りました。



参考資料:光人社NF文庫 飯島幸伸著「WWⅡフランス軍用機入門」の他インターネットでの実機写真、作例等


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