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飛行機プラモデルの製作
フォッケウルフ Fw190D-9 JV44 (タミヤ1/48)
by
寿
回転ドラがトリの予定だったんですけど、なんか妙な勢いがついて新たにタミヤ製のドーラを買ってしまいました。
確かフォッケ祭を始めた理由ってストックのフォッケを減らすのが目的だったのでわ?何故にこの期に及んで在庫を増やすような真似を・・・・・
でも確か以前、一人メッサー大会を開催した時にも似たような現象に遭遇したような、何だかそんな記憶があるゾ。
・・・・気のせいだな、うん。多分気のせいだ。
ってー訳で(どんな訳だ)気を取り直して赤腹のドーラを作っちまいます。タミヤ製なので当然極楽鳥仕様。エンジンチラ見えぢゃないから気兼ねなく脚庫を閉じることが出来ます。
や、別にチラ見え仕様でも豪勢に脚庫を閉じてしまいそうなワタクシではございますがね。回転ドラと同様にパイロットは酸素マスクをエポパテでてきとーに作って、ぱぱっとコクピットに搭乗。この辺りはイキオイがとーっても大事。ヒコーキ模型で速攻をキメるにはこのコクピットを如何に早く作っちまうかって所だと思うのですよ?少なくともわたしはそーですね。
胴体貼り合わせてキャノピー閉じてしまえば、後は恐るるに足らず。おまけにウザい、じゃなくて繊細な脚部を作らなくて良いとなれば否が応でも制作速度は上がろうというものです、ねえあなた。
そんなんで勢いに任せて早々に機体を十の字にして、上面をだーっと塗っちゃう。回転ドラと同じ塗り分けだから、前回準備した塗料がまんま使える。この辺りも大量生産のメリットですなぁ。下面色も「ドイツの赤」を丸筆で塗って、然る後にミドルストーンをちょびっと混ぜた同色でオーバースプレー。ああ、ここまでは実に早い。
後は最大のイベント白縞ですが、基準点を決めると後はそのままマスキングテープを各ピッチごとに平行に貼っていくだけ。機械的な作業です。尾部の延長部分がちょびっとめんどくさいですけど、それ以外はストレス少ない展開です。
ってーか、なんでこの延長部分をこんな生真面目な塗り分けしてんの?たかが識別用の白縞ごときに。しかも大戦末期の切羽詰まった状況で。尾輪まで一直線に結べばいいじゃん。凝り性にも程がありますぜ、ドイツ人。流石というか、偏執的というか。
そういえばこの赤腹、ドイツ空軍の正規の赤ではなくて錆止め用のプライマーじゃないかという記事をどっかで読んだ気がします。たぶん、陸軍の戦車やらがプライマーまんまの車体にダークイエローのマダラ迷彩を施した車両があったようで、その航空機版もあったのではという憶測記事ですけどね。
でも妙な説得力があって、さもありなんって気分にさせられます。大戦末期じゃあ何があってもおかしくないですからね。今回は真っ当なRLM系のチャートで塗りましたけど、今度赤腹を作るときはプライマー系の赤でもいいかなぁと、そんな今回の赤腹でございました。
製作の詳細
(写真1)今回はいきなり塗装が8割方終了した時点から。なんせ回転ドラと行程変わらないんですよ、これが。そんな訳で、赤いお腹からであります。翼端と翼の付け根を取り敢えずの基準線に。
(写真2)で、後は平行にピッチをとって、だーっと貼っていきます。モールドの深い所は切り込みを入れて、マスキングゾルでリタッチ。エアブラシは些細な隙間から入り込んでいくでのう。
(写真3) 白!と言いたい所ですが、実際はフィニッシャーズのアイボリーホワイトとファウデーションホワイトを1:1で混ぜた色を使用。クルマ模型御用達のカラーメーカーですが、隠蔽力が強くてお気に入り。特に白系の地力が強くて重宝してます。ガイアカラーと塗料の質がよく似ておりますなぁ。
(写真4) で、マスキングを引っぺがした状態。おおぅ、ものの見事に赤腹と白縞じゃ。こんなヒコーキで敵の上空は飛びたくないですね。目立ちまくってまさに対空砲の的。自軍の空ならではであります。(つまり負けが込んでいることを認める塗装という訳だ・・・・)
(写真5)基本色にミドルストーンを混ぜて、極薄に薄めてエアブラシ。この時点である程度艶を整えておきます。
(写真6) 排気管。開口はサボりました。黒で塗っときゃいいだろ、ってなのりで。いつものようにつや消し黒の上にウッドブラウンを重ね塗り。これだけで錆びたように見えるから不思議。排気管に限っては、パーティングラインはやはり残したままの方が良い感じですなぁ。
(写真7) 上塗りで消えてしまったスミ入れをエナメルで補完。
(写真8) ん~、機種の辺りは割と残っているからこれでいいか。
(写真9) デカールも貼ってしまって、タブの塗装とハゲちょろ塗装に入ります。はみ出すと割と目立つので、一応マスキング。
(写真10) こんなもんかのぅ。でも銀のハゲチョロはライトグレイで銀っぽく見せるよりも素直に銀で仕上げようと思い直し、この後リタッチしておりまする。
(写真11) スピナーは先端の黄色を塗った後にマスキング。
(写真12) 尾輪はこの後ぶった切って引き込み状態に加工した後、胴体に貼り着けます。
(写真13) スタンド!(幽波紋ではない)極楽鳥には必須のアイテムであります。いつものごとく真鍮線を突き刺して固定します。ワンパターンだけど、簡単確実なもんで。
(写真14) で、完成形がこれ。
(写真15) 上面のショット。これだとまず赤腹ってわかんないよね。
(写真16)赤腹、赤腹ですよやっぱり。でもスタンドの突き刺す位置は下面ではなく、胴体の右側面にすれば良かったかも。その点は失敗じゃったのう。折角下腹が目立つ塗装なのにねえ。
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