まずは愛馬シルバーの製作から入ります。これだけで11個のパーツで構成されています。全身のデッサンの正確さ、筋肉の動き、顔の表情どれをとっても素晴らしいの一言です。実はこの馬は1965年にスタリオンとして野生動物シリーズの一つとして先に発売されていた物の転用だったのですね。怪傑ゾロのキットにも転用されております。とにかく50年以上前のものとは思えないモールドですが、いかんせん成形技術が追い付いていないので組み立てるとあちこちに隙間や段差ができてしまいます。これをモールドを消さないよう整形することがオーロラフィギュアの一番難儀なところです。パテ盛りとヤスリがけの繰り返しでなんとかできあがったなら、この時点で塗装に入ります。全身白ですが純白に塗装するとオモチャぽく見える気がしたので私はミスターカラーの311番ベトナム迷彩下面色を筆塗りしました。白モールドなので2度塗りで十分です。 |
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蹄は318番レドームタン、口はこれに少量赤を加えたピンクに、目玉はグロスブラック、鼻先、口の周辺は先ほどのピンクに白を入れてかなり薄めのピンクでかすかに色付けしました。最後にタミヤのスミ入れ用グレーをモールド周辺にどぎつくならないよう注意しながら流し込んで終了。次にベースの製作に入ります。草を8本接着したら、地面全体をミドルストーンで塗装します。岩をニュートラルグレーで塗ったら、ライトグレーとデザートイエローでドライブラシして黒でスミ入れします。草を濃淡のグリーンで塗ったらベース全体をタミヤスミ入れ用ブラウンでウォッシングして完成。これに先ほどの馬を所定の位置に乗せるともうこれだけで立派な作品ができあがります。 |