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ファルツD.Ⅲa (エデュアルド1/48)
by
クラキン
久々に第一次大戦機を製作しました。
エデュアルド1/48のファルツD.Ⅲaです。
キットはエッチングパーツなどが付属しないプラパーツだけの廉価版「ウィークエンド」です。
製作期間は約1ケ月、製作日数は正味5日くらいです。
【実機について】
ドイツの飛行機メーカー「ファルツ」が初めて量産した自主設計機で、原型機はちょうど100年前の1917年6月に初飛行し、量産が始まり、1917年末には実戦配備が始まりました。
エンジンは水冷175馬力のメルセデスD.Ⅲaです。
機体は滑らかな合板外皮のセミモノコック構造の胴体で非常に頑丈で、急降下速度が速かったため撃墜されにくく、戦闘機としての性能はアルバトロスD.VaやフォッカーD.Ⅶより劣っていたにも拘わらず、生産数も多く、それなりの活躍をしたようです。
【キット製作について】
プラパーツだけで構成されたウィークエンド版で、パーツ精度も良いので、何の問題もなくスラスラと組みあがります。
複葉機の難関である上翼の固定も、太くてシンプルな支柱のお陰で特別な治具を用意しなくても大丈夫です。
手を加えたのは機銃口(写真1)と排気管の開口、シートベルト(鉛板自作、写真2)の追加だけです。
(写真1)機銃口
(写真2)シートベルト 鉛板自作
これまでプロペラの木目は油性色鉛筆で描いていましたが、今回初めて面相筆の塗装にしてみました。もう少し綺麗にぼかしたかったのですが、まぁまぁ上手く行ったかと思います。(写真3)
(写真3)プロペラの木目
リギングは貫通方式ではなく、ヒートン(模擬ターンバックルを兼ねる)方式です。
真鍮線では太過ぎるので、リード線の中の銅線をピンバイスで捩って、これに0.3mmの真鍮パイプを被せて瞬着で固定します。
(写真4)
これを大量に作って(疲れます!)リギングの根元に瞬着で植え付けていきます。
先端の輪っかの部分に0.6号の「ストレッチリギング」(モデルカステイン製)を結んでリギングを張っていきます。(写真5)
(写真5)
来年一杯が第一次大戦100周年なので、複葉機のストックをできるけ消化したいと思います。
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