　Hs129 B-3 75mm搭載型 1944年ハンガリー空軍
　(イタレリ 1/72)

by 寿

　Ｈｓ１２９で一番有名なのはこの７５ｍｍ砲搭載型だと思うんですが、何故かキットには恵まれずイタレリの１／７２しかお目にかかった事が在りません。

確かに試作機の域を出ず、ガンガン活躍したのはＢ２型までの３０ｍｍ砲搭載型なので仕方が無いと言えばそうなんですが、ちょびっと寂しい気もしますね。

　そんな訳で！（どんな訳だ）ついに作ってしまいましたよぉ～。いや～やっぱＨｓ１２９と言えばコイツでしょう。「なに考えてんだ」とか「そりゃ無茶だろう」ってツッコミ入ること請け合いのトンデモ機体でありますしね。いや～、かっちょええよね、Ｈｓ１２９。

　いや、でも此所だけの話、白状するとホントは最初そんな予定じゃなくってふつーに３０ｍｍ搭載型を作るつもりだったんですよ。じゃあなんでコイツになったのかって言うと、理由は簡単。タミヤの箱の中に何故か７５ｍｍ砲搭載型が入っていたから。
　箱を開けた瞬間、何故に？と思わず目が点になりましたよ。

　その場で固まること数秒。あぁ、思い出したよ。あ～そーだよ、そーいや友人のＭ．Ｉ氏から譲ってもらったキットを圧縮した（箱をつぶしてぇ～ランナー切り飛ばしてぇ～２キットまとめてワンパック）ような気がするわ。箱開けるまですっかり忘れてたよ。

　果たしてこーゆーのって、「濃厚に充実した贅沢なストック」と喜ぶべきなのか「箱を減らすという達成感を削ぐ憂鬱な在庫」と嘆くべきなのか。ある意味呪いみたいなものかもしんない。しかもそのネタ仕込んだのが自分自身なもんだから笑い話にしかなんないし。

　ああ、もうしょーがねーなぁ。作らなきゃストックは減らないしねぇ。
　今回のような圧縮キットの場合は、完成品は出来ても箱の数は変わらないから今ひとつ省スペース化には貢献しない（ってーか逆に増える）けど知らんぷりをする訳にもいくまいて。
いっそのことこの箱の中身全部一気呵成に作っちまうってのはどーよ？

　あ、いや、でも、いまソコまでの馬力は無いなぁ。今回は７５ｍｍ砲だけにしとこう。続きはまた今度ってことで。
　でもこーゆーのって、モデラーあるあるだよね。皆さんも経験ありますよね？（無いとか言われたらちょびっと哀しい）

　完成品が増えてゆくのは嬉しいけれど。キットが出来上がったときの達成感ははやり至福ではあるけれど。それでも積みプラタワーを眺める度に出る溜息は、やれやれという気分とわくわくする気持ちといったいどちらの比率が大きいのでしょうかねぇ。

　或いはそれら全てをひっくるめてプラモ趣味というものなのかもしれませんがｗ

製作の詳細

（写真1) え～っ？なんで純正イタレリ版の７５ｍｍ搭載型と、（しかもまったく脈絡のない）エデュアルドのＢｆ１１０が入ってんの？！
　まさに開けてびっくり玉手箱。どーりで箱持ったとき重たかった訳だよ。３キット分入ってんじゃん。しかもＢｆ１１０は買ってないどころかもらった記憶すら無いってのに・・・・多分ヤツが家に襲来したときに勝手に詰め込んだに違いない。まったくもって油断も隙もない。