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飛行機プラモデルの製作

 モラン・ソルニエ MS406C.1 (AZモデル1/48)

by NOBUNAGA

数はそろったが馬力も資機材も不足の残念な戦闘機




 1935年(昭和10年)8月にMS405は初飛行しました。1938年3月からMS406が量産され1940年5月のナチスドイツの西方電撃戦時には572機が配備されていましたが実戦で使用できるのは250機程度であったと言われています。政治の混乱、国営化政策の影響はあらゆる面で航空機資材の滞りと品質低下を引き起こし、ドイツ機に対抗できる戦力にはなりませんでした。 そんな中でもスイスではD-3800としてライセンス生産をしました。フィンランドではメルケモランとして大活躍したのは皆さんご存知ですね。



 AZモデルのキットはアウトラインは良くてリベットも打ってあるので素組みで作ることにしましたがこれではお楽しみがありません。ラジエーターを下ろした状態にして着陸灯を出してと資料を集めました。作り始めて問題発生!インジェクションのキャノピーは変形して使えません。デカール仕上げにして楽をしようとしたのに僅かですが赤蛇の目の青目がより目になっています。 気にし始めると気になって迷彩塗装が終わってからの吹き付けとなりました。もっと早く気が付けよと反省。キャノピーは数年前に作ったAZのMS406のバQを流用して、これがまた切り出しが下手なため隙間が開いて埋めるのに苦労しました。キャノピー周りはあんまり見つめないでくださいね。
 そんなこんなで長時間楽しめるジョイフルキットではありました。



 参考資料:レプリック誌1999年92号  オスプレイ「第二次大戦のフランス軍戦闘機エース」大日本絵画社
     
飯山幸伸著「WWⅡフランス軍用機入門」光人社NF文庫
その他インターネットに依る実機写真、図面、作例等

製作

 ラジエーターには前後にメッシュを貼って胴体下面を切り取ってそれらしく支柱を付けました。リベットはモールドされていますが強調するために新たに打ったり打ち直したりしました。



垂直尾翼のデカールには色ズレがあり興がそがれて残念です。てっぺんに短いアンテナを付けました。



独特の足回りはお楽しみポイントです。主脚開閉機構は出来るだけ薄く細く削ってメリハリを付け、ブレーキケーブルを付け足しました。



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