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サンダーバード2号&コンテナドッグ (イマイ 1/350)
by
クラキン
イマイ1/350 サンダーバード2号&コンテナドッグです。
<2号について>
国際救助隊「サンダーバード」の救助活動のメインとなる超音速有人原子力VTOL輸送機で、パイロットは、トレーシー家の三男バージルが担当しています。
先に現場に急行した1号のスコットからの指令により、救助活動に必要な装備を予め搭載した6種類のコンテナポッドから最適な物を胴体中央部に装備し、指令を受けてから僅か2分で発進します。
全長は実在の超大型輸送機C-5ギャラクシーよりも90cm長いだけで殆ど同じです。
最大搭載重量は100tですから、C-5の122tより若干少なく、最大離陸重量はC-5の381t対して506tという重さです。
輸送機ではありますが、救助活動の拠点としての機能も果たすため、乗員用の簡易宿泊施設や簡易研究所としても使えるようになっています。
また、装備品の機密を守ったり、テロへの防御用として、周囲監視用のビデオカメラ(機首)やミサイルポッド(コクピット後部上面)、機関砲(コックピット下)なども装備しています。
<キットについて>
アオシマに引き取られる前の旧イマイのオリジナルキットです。
インストには1992年印刷の表示がありますから、1回目の倒産の後、再建された時に再販されたものだと思われます。
2号本体の他に6個のコンテナポッドと多数の装備メカ、更に秘密基地内のコンテナドッグのジオラマがセットになった、なかなかの豪華キットです。
若干の金型の荒れやパーツ継ぎ目でモールドがずれてしまうなどの問題はありますが、概ね作り易いキットです。
装備メカの中には残念ながら4号やエレベータカーなどの人気メカは含まれておらず、出来映えも「おもちゃぽい」ものです。
コンテナドッグのジオラマもキットのままではディテールに不足がありますが、この辺は古いキットなので止むを得ないところでしょう。
コンテナポッドが実際には2号の4本の支柱の間を通れないことや、2号本体の主翼が邪魔になってコンテナドッグ内でコンテナポッドを装備できないなどの実物?の矛盾点も、そのまま引き継いでしまっています。
この辺はご愛嬌の範囲でしょう。
<製作について>
【2号本体】
コックピットにLEDを仕込んで電飾したことと、操縦桿を追加した以外は素組みです。
独特の機体色は自分で調合して作りました。 如何でしょうか。
デカールは相当黄ばんでいますが、マイクロスケールのリキッドデカールフィルムを塗って、何とか使えました。
コンテナポッドはジオラマとして必要な3個(4~6)だけを作りした。
装備品は内容に魅力がなく、出来も良くないことと、ジオラマとしては必要性が無いので、今回は製作していません。
(そのうち、暇ができたら作ります・・・)
【コンテナドッグ】
キット付属のコンテナドッグの壁2面はそのまま使いましたが、壁の中程にある通路の手摺りはただの「壁」になっていたので全て削り取り、1/400の客船用の手摺のエッチングパーツが余っていたので、これを流用しました。
壁面のコントロールルームと2個のサーチライトはLEDを仕込んで電飾しました。
2号のコンテナドッグで一番目を引く照明がズラリと並んだ天井が、キットでは完全に省略されているので、この部分は透明のアクリル板とテープ状のLEDを使ってスクラッチしました。
床はこのシリーズ共通で、コンテナポッドのベルトコンベアを印刷した紙をスチレンボードに貼るだけというお粗末なものなので、2mmのプラ板で自作しました。
【展示台】
1号と同様、電飾の電源は12VACアダプター使用します。
これのコネクターと配線の収納のために木製の展示台を自作しました。
簡単な作りなので半日で完成します。
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