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特集 ドイツ戦車

(Photo) アフリカ軍団の立役者 Ⅲ号戦車

by  コルディッツ
博物館実車写真

 高校生時代の「ウォーゲーム」、何度も書きましたが76の赤軍指揮官として強力なドイツ戦車軍団に苦汁を舐めさせられてばかりでした。パンター戦車、タイガー戦車相手にT-34/85では荷が勝ちすぎで、JS-3は実戦の参加歴が怪しいので出場台数に制限がかかり、勝算は限りなく0に近かったです。
 しかし今頃になって(笑)、ドイツ機甲師団の主力はⅢ号戦車、Ⅳ号戦車で、特に快進撃の要はⅢ号戦車だったと知り、ならばあの頃ドイツ軍プレイヤーにⅢ号戦車使用を強要して、ゲームバランスを赤軍有利にできたと気づき、自分の迂闊さに唖然としています。
 そんな過去を偲びつつ、今回はアフリカ軍団の立役者だったⅢ号戦車を軸に紹介をさせていただきます。


                Strv.m/40L(L-60-S-Ⅲ)
 アーセナル戦車博物館(スウェーデン)  2014年6月撮影
Ⅲ号戦車の成功は、E型からトーションバー・サスペンションを導入して、 機動力を向上させた事です。お手本はスウェーデンのランズベルク社開発 のL-60軽戦車でした。同社はドイツ資本の下で、第一次世界大戦後の連合軍監視下のドイツでは許されない軍事技術を開発していました。
 写真のStrv.m/40はスウェーデン陸軍に採用された7mm砲搭載のL-60軽戦車です。



Ⅲ号戦車E型? F型? H型?
 戦車博物館(ソミュール、フランス)にて   2016年8月撮影
 戦車博物館の掲示板に型式名はなく、37mm砲搭載とあるのみでした。
 ネットで型式を検索にかけたらE、F、Hの三種類の説明が出ました。
 申し訳ございませんが、門外漢ですので、型式はご容赦ください。



Ⅲ号戦車L型
 ボービントン戦車博物館(イギリス)にて  2010年7月撮影
 イギリス軍がエル・アラメインで捕獲した車輛との事です。
L型は主砲が長砲身の50mm60口径砲に、防盾の中空装甲が標準になりました。長砲身砲の装備はヒトラーの珍しい先見の明とされています。









Ⅲ号戦車M型
  ムンスター戦車博物館(ドイツ)にて 2012年11月撮影
M型はL型の渡渉能力向上タイプ。武装は50mm60口径で変わりません。
ちなみに今回の記事で「渡渉」と「渡河」の違いを初めて知りました(笑)





渡渉能力向上の仕掛けが目に入ります。







防水弁付きエンジンマフラー





Ⅲ号戦車N型
 自動車と技術博物館(ジンスハイム、ドイツ)にて2012年11月撮影
 N型がL型M型をベースに、Ⅳ号戦車の長砲身75mm砲装備によって、
余った短砲身75mm24口径を装備しています。




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