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飛行機プラモデルの製作

 <個人特集 「マッチにマッチ」 その4>
フッケウルフ Fw190A-4(マッチボックス 1/72)

  by 加藤 寛之

 


 本物登場。マッチの2色キットを作ることにした。マッチの2色は、もう少し大きいキットだと3色になるが、フォッケのサイズならば2色。 製造時によって色の組み合わせが違うときもあったが、箱の横に2色の完成図があるので、購入時に誤解しない良い製品だった。




 このフォッケは水色とネズミ色という、驚くほど妥当なドイツ機っぽい色の選択だ。 箱の横の完成図ではゾッとするが、ちょっと色を加えたらご覧のとおりに出来上がった。




 微細な部分の色は別にして、塗装した主な色は1色のみ。暗い灰色、つまりタイヤブラックを塗っているだけだ。これを胴体上面と側面のインクスポット、スピンナーとプロペラ、タイヤとホイール、脚のゴムカバー、機銃、窓枠の全てをこれ1色で済ませた。インクスポットと翼上面塗装のぼかしは、筆で塗ったあとで溶剤を含ませた筆で周囲を薄めてボカしている。 ぼかしは塗って乾いたらすぐに行うことが大切で、時間が経過すると難しくなる。・・・まあ、こんな説明をしても役に立つ人はいないだろう。パネルラインや動翼の溝、排気管後方の汚れも、タイヤブラックを薄めて塗っておいた。





 これにRML02に似せた色を混ぜて作り、脚柱と脚カバー内側、脚庫を塗る。白でスピンナーの螺旋を描き、翼端灯を赤と緑でチョンと塗る。機銃と強制冷却ファンにチョコッと銀を散らす。 前後するが、組み立て前に塗った機内は隼の塗装で残った黒を使っている。それと座席の頭あて部分にも隼で使った赤褐色をチョコンと塗った。




 さて、基本は1色しか使っていないのに、ちゃんと塗ったドイツのフォッケに見える。「プラモデルは手軽に作ろうよ」「細かいこと、気にしなくても大丈夫」と、見ただけで分る。このフォッケも、1日もかからずに完成した。 もちろんその間に、寝て、食べて、入浴もして、図書館に調べ物に行き、地元ボランティアの文章校正もし、TVもちゃんと見て、夜はしっかり寝ている。そうだ、身体をほぐす運動もした。そしてプラモデルも作ったのだ。この文章も書いたのだ。



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