しかし、それから幾星霜、直射日光の当たらぬ元テレビ台のケースの奥に収めて置いたのに、デカールは黄ばみかつ激しく色褪せてしまった。で、この機会にデカールを貼り直すことにした。
まず、デカールを入れたファイルから使えそうなものを探したら、このキットの付属デカールの余りが出てきた(このキットももう1つあるはずだが掘り出せなかった)。下地の白がないタイプだが朝鮮空軍のインシグニアが残っていた。また、ドイツ民主共和国用デカールセットを発見、これで赤ステンシルの大きい数字が使える。
もっとも、チェコ辺りの印刷で使用には不安がある。(これまた今はなき、モケイラッキーのバーゲンで2枚入り100円で買った気がする)
画像検索や資料から候補となるマーキングを探した。下地の白がない朝鮮空軍のインシグニアを使っている塗装図や実機も結構見つかる。 で、さんざん悩んだ挙句、王海のもう一つの乗機”赤の079”にする。撃墜マークの赤星は適当なものがなく悩んだが、結局ハセガワ1/48のF4U-5のボーデロン機のデカールからギってきた。 |
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2つ持っている上に黄ばんで特徴である水色のデカいレターが緑がかってしまいあまり使いたくない代物なのである。
まず、古いデカールを剥がさなければならぬ。水で濡らしたがびっちりと着いているのでびくともしない。爪で擦ってもダメ。で、セロハンテープを使ってみたら少しづつ剥がれてきた。濡らすのと新しいテープにどんどん変えることで何とか剥がし終えた。とはいえ、右側の”2049”は影になっていて色褪せていなかったので敢えて剥がさずに残しておいた。
ドラゴンのデカールはえらくノリが強くて水に10分浸けても剥がれない。指で挟んで前後にスライドさせたらようやく台紙から剥がれたので、台紙ごと機体に乗せて慎重に貼ってやった。朝鮮空軍の赤星の頂点は機軸に平行ではなく、後退翼前縁に対して頂点が向くのが特徴なので注意。ドイツ民主共和国用の数字デカールは案に相違してフィルムも丈夫だし、ノリが強すぎることもなく気持ち良く貼れた。またシルバリングも起こさず、某国内最大手メーカーのデカールとはエライ違いである。 |