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(Photo) シーフュリー
by コルディッツ
博物館実機写真
シーフュリーは、ホーカー社の開発した一連のレシプロエンジン搭載の単葉戦闘機の掉尾を飾る機体です。ホーカー社は、前代のテンペストの小型化、軽量化を図り、空冷エンジン(ブリストル社製セントーラス)を装着、会社として初めて機体全体にモノコック構造を採用しました。英国人の保守性に改めて
驚かされます。
先に製造された陸上機型フュリーは、第二次世界大戦に間に合わず、空軍からキャンセルされたので、艦上機型のみ大戦後に生産されました。
朝鮮に派遣された英空母3隻とオーストラリア空母1隻には、シーフュリーが搭載されていて、戦闘爆撃機として活躍しています。そして1952年8月8日(9日とする資料もあり)、英空母オーシャン搭載のシーフュリーが中国人民志願軍パイロットが操縦するMig-15を撃墜、ホーカー社製の一連のレシプロ戦闘機の武勲を更新しました。
シーフュリー FB11 F-AZXL
帝国戦争博物館ダックスフォードにて 2010年7月撮影
個人所有の機体で、機敏な飛行を見せてくれました。
カンガルーマークは、やっぱり良いですね。
なぜ4枚プロペラなのかはリサーチしきれず、残念です。
シーフュリー FB11 WJ-231/O-115
艦隊航空博物館(イルチェスター)にて 2016年4月撮影
Mig-15を撃墜したカーマイケル大尉機は「WJ-232」なので、
展示機とは異なります。上空にMig-15(ポーランド製のLim-2)
が展示されているので、大尉機と錯覚していました。
インベンション・ストライプは、1950年7月28日にシーファイアが、
B-29により撃墜されたので、英連邦軍で採用したものです。
Fw190の排気管の影響?
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