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航空自衛隊 ロッキード T-33A (ハセガワ 1/72 )
by
田口博通 Hiromichi Taguchi
ハセガワのT-33 大好きなプラモデルで、また 作ってみました。
1969年初出のベテランキットで、デカール替えでたくさんのバージョンが発売されています。今回作ったのは、1992年に発売されたスペシャル版QP3。自衛隊機のデカールがどっさり入ったバージョンです。
T-33が運用された全ての自衛隊の部隊マーキングが収められているというありがたいデカールが付属しています。
このデカールさえ持っていれば、24部隊機オールコンプリートでずらっと揃えることも夢ではありません。(個人的な妄想です)
今回のマーキングは箱絵の第1航空団 第33教育飛行隊機としてみました。
ハセガワの付属デカールは日の丸の赤が浅いのが難点で、目立つ主翼だけは別売りのデカールに代えてあります。
実は、プラッツの最新T-33と並べようと、並列して作り始めましたが、完成したのは ハセガワの機体だけでした。
下は、製作途中の2機並べた記念撮影です。プラッツ製は機首と主翼付け根フィレットの造形でつまづき、一時、休戦中であります。
左がハセガワ製のベテランキット。右が最新のプラッツ製
製作
ハセガワのT-33はフォルムが抜群で部品点数が少なく簡単に完成する良キットですが、2019年で齢50年に達するベテランキットゆえ、バリなども目につきますので、丁寧に整形してやる必要があります。
胴体部品
主翼部品
キャノピーとデカール
コクピットはサイドコンソールはありませんが、操縦桿もきちんと付属しており、計器板はデカールのメーター表現がありがたいところ。
機首におもりをつめこんで、胴体左右を接着します。
主翼、尾翼も接着し、飛行機らしい形になりました。エアインテークは合いが悪いので、パテが必要です。
速乾性流し込み接着剤を使い、ここまではあっというまです。全体を心行くまで整形後、サフェーサーで下塗りし、塗装に移ります。
銀塗装には ガイアのNo.9ブライトシルバーを使いました。昔日のMrカラー8番シルバーのようなアルミナイズドシルバーが出現します。
機首と翼端燃料タンクの防眩塗装はMrカラーNo.54カーキグリーン。
警戒オレンジ部には白で下塗りし、MrカラーNo.173蛍光オレンジ色を塗っています。
細い赤帯とつやけし黒のステップは、ハセガワの曲面追従フィニッシュシートを利用。最近は便利なものが発売されているので大助かりです。
前脚カバー、主脚内側カバーは昭和キットゆえイモヅケですから、アルミテープで補強して接着しました。
主脚のカバーはスコッチの多用途強力接着剤で強引にイモヅケしました。
一応の完成となりましたが、機首下面のピトー管とアンテナが未装着です。細かいコーションデカールも貼るのを省略しました。でも、私的にはこれで充分。
T-33の完成機を眺めると、戦闘機パイロットを目指した若人達が、各自を鍛え、競った時代を思い起こし すがすがしい気持ちになります。
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