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特集 陸海空自衛隊

  海上自衛隊救難飛行艇 US-2 (アオシマ 1/144)

by Y大佐




 今月のテーマは「陸海空自衛隊」とのことなので海上自衛隊のUS-2を紹介します。
US-2は国産救難飛行艇US-1Aの後継機として開発されました。基本的なデザインはUS-1Aを踏襲し、エンジン出力の向上、キャビンの与圧化、フライ・バイ・ワイヤの採用など改善が図られています。波の高さが3mの海上にも離着水することができて海外からも注目されています。




  アオシマのキットはたしか昨年リリースされたものですが、キットの箱をあけると目に入るのが青いプラで成形されたぶっといランナーに、胴体に打たれたリベットのモールドで 1970年から1980年代のキットを彷彿させます。
部品の合いはそれほど悪くはありませんが、パーツの合わせ目に一部隙間が生じ、胴体の筋彫りも均一ではないところがあるなど、細かな修正が必要となります。




 胴体の形状で気になる点は、胴体下部の水にあたる部分の角度がUS-1の写真と比較してもきつすぎると思われることです。このへんは修正も困難なので「気にしない」ことにしました。
また、最近のではポリキャップを使って、後からプロペラを取り付けられるようになっているキットが多いのですが、本キットではポリキャップが用意されていません。
プロペラのシャフトに固定用のリングを先に接着してエンジンナセルに先に取り付けるようになっており、塗装の邪魔になります。
プロペラシャフトの固定用のリングは、ハセガワの小型のポリキャップと同じ寸法なのでエンジンナセル組み立て時にハセガワのポリキャップを組み込むことで、プロペラの後付けができるようになります。
プロペラのブレード1枚あたりに4枚のデカールを貼るようになっていますが、6枚ペラ4基で24のブレードがあるので、小さいものを見るのがつらくなっているオヂサンにはデカール貼りが大変な作業でした。




一部、気になる点や、不親切なところもありますが、胴体が尻餅を防ぐため機首に入れる錘や、機体のスタンドが入っている点は良い点と思います。
完成すれば青い塗装の映える最新鋭の飛行艇の形状を楽しむことができると思います。 



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