セスナ社の創業は古く1927年に遡る。自家用機やビジネス機の分野で、ビーチクラフト社やパイパー社とともに世界三大メーカに登りつめたが、現在はビーチクラフト社とともにテキストロン・アビエーションの傘下にある。またテキストロン・アビエーションは、ベル・ヘリコプター・テキストロンとともにテキストロン社の航空機部門を構成している。セスナ180は、尾輪式の軽飛行機で“スカイワゴン”という名でデビューし、1953年から量産機のデリバーが開始された。180は大ヒットし3,000機が生産された。 |
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その後も変更を加えながら180Aから180Kまでの派生型が生産され、1981年の生産終了までに総計6,193機が生産されている。キットの水陸両用型機については特に型名は付与されていないようだが、これと同型機と思われる機体が日本にもあった。1956年の第一次南極観測隊に参加した朝日新聞社の「さち風」号である。 |