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飛行機プラモデルの製作

  アルセナルVG39 C1
(フォンドリーミニチュアール1/48)

  by Nobunaga
名機か駄作機か、今となっては迷機だね

「アルセナル」は1936年に設立された国立の航空工廠です。VG30から改良を重ねVG33を経てVG39では1280馬力のイスパノスイザHS89に換装して20ミリモーターカノンと7.5ミリ機銃4挺を積んで最高速度620kmphを目指した木製の試作戦闘機です。ドイツとの休戦直前に完成しましたが、接収したドイツ軍は興味を示さずVG33共々廃棄されたようです。  実機写真は少なく雨でぬかるんだ集積所に放置されたままの哀れな姿の写真だけです。

 キットはF.M社お得意のハイブリット構成でレジン、ホワイトメタル、エッチングとバQのキャノピーとなっています。キットのできはいつものとおりのジョイフルで作る楽しさ満載です。




フランス上空を自由に飛ばせたかったですね。上空を飛んでいるのはVG33のようです。



製作


コックピットはレジンの一発抜きで良くできていますが縮んだのか元々なのか幅が狭いので左側コンソールを切り取って貼付けました。



パイプ椅子はエッチングの部品だけでは形にならないので真鍮線でフレームを作り組み合わせました。



垂直尾翼のラダーはなんと3ミリほど寸足らずです。なにプラ板の積層を付け足せば良いことです。その前に垂直尾翼が分厚いので削って薄くしました。木製機なので削るのは簡単です?フェアリング部分のリベットをピンバイスのドリルでちょこちょこと打ちました。



照準器は2ミリ四方の箱を真鍮線で作りました。瞬間接着剤で付けたので触ると壊れそうです。


迷彩塗装は低粘着フィルムをもじゃもじゃと切り抜きグリーンを吹いて、乾燥したら軽くペーパー掛けをして再びフィルムを切り抜き茶を吹きました。フィルムは重ね貼りも出来るので細かな修正も出来ます。キャノピーをマスクするのに重宝しています。


主翼後縁部やフラップの不規則なリベットはキットにモールドされていたもの。主翼先端は分厚くてダルイので荒い目でペーパー掛けをしたりカンナ掛けで薄くしました。薬莢排出口を開口しました。


スピンナーの基部はこんなに段差があります。なにパテで埋めれば良いことです。







参考資料:「wwⅡフランス軍用機入門」飯山幸伸著 光人社NF文庫
      「フランス/イタリア軍用機」ガリレオ出版
       その他インターネットに依る実機写真など


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