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(Photo) 祝生誕70周年 ホーカー・シーホーク
by コルディッツ
博物館実機写真
シーホークはホーカー社の開発したジェット艦上戦闘機ですが、その製作を1944年12月に開始した時点では陸上戦闘機でした。空軍は関心を示さず、そこでエンジンをロールス・ロイス・ニーン101ターボジェットに替えて、海軍に艦上戦闘機として提案したところ、商談が成立しました。海軍型の試作機の 初飛行は1947年9月で、F-86やMIG-15(ニーンエンジンを搭載!)と同期になります。最初の量産型F1が配備されたのは1953年ですが、その後は機体構造の強化やより強力なニーン103への換装で、戦闘爆撃機化します。
英国海軍航空隊の外に西ドイツ海軍、オランダ海軍、インド海軍に採用されているので、セールスも好調だったようです。1956年のスエズ動乱に参戦し、エジプト軍の飛行場を攻撃し、侵攻した英軍地上部隊の支援を行いました。
ホーカー・シーホーク FGA.6 WW826
マルタ航空博物館(タ アーリー、マルタ島)にて 2012年1月撮影
博物館は1999年にホーカー・シーホークを入手し、スエズ動乱に.
参戦の第804飛行隊161号機に再塗装。動乱時は空母ブルワーク
から出撃しました。動乱後は空母アーク・ロイヤルに部隊ごと転籍
しています。黒と黄色のインベンション・ストライプは目立ちますね。
FGA=Fighter-Ground attack
直線翼と主翼の折り畳み機構、着艦フックなどはWWⅡ時代と
変わっていないようで、堅実な設計を思わせます。
ホーカー・シーホーク FGA.6 WV865
ドイツ空軍博物館(ガトウ、ベルリン郊外)にて 2014年8月撮影
ホントは曲線十字のシーホークを見たかったのですが…
西ドイツ海軍向けMk.100(FGA.6相当)は、32機生産されています。
ホーカー・シーホークMk.50(≒ FGA.6) 131
軍事博物館(スーステルベルク、オランダ)にて 2015年7月撮影
オランダ海軍向けMk.50は22機生産されました。オランダ海軍は
同機を空母カレル・ドールマン(2代目)に搭載しました。
ホーカー・シーホーク FGA.6 WV856
艦隊航空博物館(イルチェスター)にて 2016年4月撮影
ホーカー・シーホーク FB.5 WM969
戦争博物館ダックスフォードにて 2013年7月撮影
FB=Fighter-Bomber
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