(4)機体の表のライン
片側ずつ貼っていく。
(あ)主翼のラインから貼ってみる。ビチャビチャと翼表面を筆で濡らし、台紙を慎重に置いてデカールをさらに慎重にスライドさせて貼る。
(い)側面のラインは機首側から貼った。
ビチャビチャと機首から側面まで表面を筆で濡らし、台紙を慎重に置いてデカールをさらに慎重にスライドさせて貼る。機首上面の曲面には馴染みが悪いのでマークソフターを使い、綿棒を使って歪みを側面に逃がしていく。歪みは境界層分離板の陰の機首側面に逃げていくことになる。機首上面で右左のデカールとの間にわずかな隙間が出来てしまった。これは、古いデカールの赤い部分を刻んで貼って埋めた。次に胴体側面を貼った。続いて境界層分離版に貼ったが、機首と胴体のラインを良い感じで結んでくれた。だが、しげしげと見ると機首側面の赤ラインが痩せてしまって繋がりが悪い。フチ切りの時に赤ラインに切り込んだようだ。これも古デカールの赤ストライプ部を刻んで貼ってみた。
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(5)機首
一晩養生してAOAセンサー上の注意書きをストライプの紺の上に貼る。次に、グラマンマークを第2風防の下に当たる胴体に貼る。
そして、防眩塗装の黒デカールを貼る。艶消しクリアーを吹いておいたのだが、裏にクリアーが回っていて台紙の一部に水が滲み込まず、剥がそうとしたら千切れてしまった。
艶消しクリアー(に限らないが)をデカールの上に吹く場合は台紙の余白を十分確保すること、裏に回らないようにデカールを置く台を大きくすることが必要なようだ。
もっとも十分に水に浸していたら、台紙にくっ付いていた部分もノリが溶けて剥がれた。短気は損気である。
一部の欠けてしまった分は、古デカールを刻んで埋める。
第2風防をコーティングポリマーとモデリングワックスで磨く。終わったら、パイロット名のデカールを貼っておく。
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