(写真11) 今回の制作でものすごくお世話になった一枚。デルタ出版の「ミリタリーエアクラフト No.009」からの写真です。機体№やラジオコール№がまんまコレ。タミヤの塗装図もたぶんコレを参考にしていたのでワ?ノーズアートは無いけれど(当たり前だ)、機体のヨレ方や塗装のくすみ具合、リタッチの後などがよく分かる一葉です。 こうして見ると実機って小汚いのう。右翼のラウンデルなんて退色したのか剥がれてかけているのか、ベースのミドルアースの迷彩に沿って変色してるし。ウォークウェイラインなんて影も形も無い(あるいはかすみきって写真に写らない)。機番やコール№も同梱デカールより一回り大きいし。
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やっぱキットの塗装図やデカールってのも「凡例」の一つでしかないと、そういうことなんでしょうかね。モデラーはもっと自由に作ってよいと、そんな具合に愚考する次第なのであります。
余談ながら手前と一つ奧の機体はキャノピー開けて飛んでる(よく判別出来ないけど、多分他の列機も)。それでふと思い出したのは日本軍機の元搭乗員の証言で、「キャノピー閉めて闘った者は生き残れなかった(開けていた方が遠くまでよく見える)」っていうくだりです。空での闘いはいわゆる「見張り能力命」な訳で、「地上の警戒レーダーサイトも無いし砂塵もけっこう上空まで舞い上がったという記事もあったし、ああイギリスでもアフリカじゃそうだったのかなぁ」なんて思ったりなんかして。
とは言え、この一枚も戦闘行動中じゃないときに撮したのでしょうから、一概には言えませんけどねw |