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飛行機プラモデルの製作

  ラテコエール298 (アズール 1/48)

  by Nobunaga
下駄履き雷撃機ドイツ軍進撃阻止に奮戦する




  下駄って今の若い人は知ってるのかな。民芸品みたいな感覚じゃないだろうか。昔は下駄履いて学校に登校したり遊ぶときもげた履いてたり、高下駄なんてのもあったな。鼻緒の切れた時の情けなかったこと。って感傷に耽ってる場合ではない。フランスにはもちろん下駄はないので「サボ(木靴)履き雷撃機」が正しい呼び方だね。そういやフロートなんかサボにそっくりだ。  ラテコエール298は1936年(昭和11年)に初飛行した雷撃機で670kgの航空魚雷1発か最大3発までの500kgの爆弾を装備できました。最高速度290k/h、上昇限度6500m、航続距離800kmと実戦機としては性能は低いもののドイツ軍進撃阻止や侵入して来たイタリア軍に猛攻を加えるなど活躍しました。戦後も水上雷撃飛行隊に配属され最後の機体が退役したのは1951年(昭和26年)だそうです。



製作


図面を見ながらカルコとダイモテープで手打ちリベットです。



コックピットはレジンで精密感があります。           



キットでは機首下面の切り欠きに魚雷弾頭が出るのですが、プラ板で埋めています。写真で見る限りほとんどの機体で切り欠きはありません。


主翼と水平尾翼はお約束のイモ付けなので桁を作ります。


バQのキャノピーをカットして乗降用スライドシャッターのガイドを作ります。クレーン吊り下げ用金具(のようなもの)と足掛けを追加しました。


フロートには錘を入れましたがこれが後になって大変なことに・・・


サボ型フロートの支柱にはピアノ線を仕込んで取付けようとしたらフロートが机から落下して錘が動き回るし、錘の重みで取付けたフロートが外れてしまうわで苦労しました。







参考資料:レプリック誌2003年137号 「FRENCHI WINGS 1」ストラタス出版、「WWⅡフランス軍用機入門」飯山幸伸著 光人社NF文庫、「第2次大戦フランス/イタリア軍用機」ガリレオ出版
他インターネットに依る実機写真、作例など


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