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（Ｐｈｏｔｏ）　本当は初代コルセア

by　コルディッツ

博物館実機写真

　ヴォートO2Uコルセアは複葉複座の偵察/観測機で、マイナーチェンジしたO3U、O4Uと合わせて580機が生産されました。信頼性の高い機体でアメリカ海軍以外にもブラジル、アルゼンチン、ペルー、メキシコ、中国、タイで採用され、日本やドイツにも輸出されています。
　世界中で使われた機体ですが、残存するコルセアは1機だけで、タイ空軍博物館に展示されているO3Uのタイ向け輸出型V-93Sです。

タイでは1940年11月23日～1941年5月8日のタイ・フランス領インドシナ紛争の時に、観測機/ 攻撃機として使用しています。

　なお英文Wikipediaによると、私が小学校低学年の頃？にテレビの深夜放送で見た「キングコング」の最初の映画で、エンパイア・ステート・ビルディングに登ったキングコングを銃撃したのがコルセアとの事ですが、さすげに機体までは覚えていませんね。

　　　　ヴェートV-93S
　タイ空軍博物館（ドン・ムアン空港裏）にて　　2003年11月撮影
　この頃は立川九九式練習機と同じ棟に展示でした。
　屋外に向けて広く開けられていて、ハトの出入りが自由でした。