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2018年2月

プラモデルに関する新刊やDVDをピックアップして　内容のレビューをリポートするコーナーです。

（by　webmodelers編集部　田口博通）


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Book

　航空情報　2018年3月号

①せきれい社航空情報　　
②　本体価格 1,296円（税抜）
③ せきれい社(SEKIREISYA)航空情報(AIREVIEW)

　3月号では　ロシアの新鋭ステルス機Su-57が15ページの大特集が組まれている。表紙もSu-57なので、「おおっ」と期待して読み始めた。
　筆者もPAK-FAやT-50として開発されていた頃からそのプラモデルを作っている航空フリークで、資料性の高い迫力のある実機写真を期待していたのだが、特集内容は、文が多く、各ページとも実機写真が小さくて飾り程度にはめこまれているのみで　ちょっと残念だった。
(サムネイルのように小さな写真をクリックすれば、大きな写真が現れるのだったらいいのだが、、）

　もう一つ気になったのは、その文の内容の多くが、推測によるとみられること。根拠と資料性に乏しい内容を冗長に　もったいぶって語っていただかなくても。
ロシアの新ステルス機だからほとんどが機密情報で公表されないのは読者も当然理解しているので、はっきりわかっているファクトだけに厳選して文量をカット半減し、各ページの写真を大きくして構成していただければ、10枚くらい迫力のある実機写真が掲載できたのでは　とも思える。各ページともカラー印刷対応のとても良い紙質なので惜しい気がした。
　
　AIR VIEWPOINT欄は正月ということもあり、各航空会社の初日の出フライトで鮮やかな晴れ着姿の写真が多く、とにかく華やか。こういう民間航空の今を伝えるファクト記事も重要で、日本も今年は明るく元気になりそうだ。来年はぜひ初日の出フライトに乗ってみたいですね。
　

　JWings 世界の名機シリーズ
SR-71ブラックバード

①イカロス出版　　
②　本体価格 1,435円（税抜）
③AB版　82ページ　2018年1月20日発行
イカロスMOOK

　SR-71 ブラックバードは、ご存じのように、1960年代、ロッキードスカンクワークスによって極秘に開発された戦略偵察機だ。ベトナムや大陸、北朝鮮への偵察ミッションのため　1968年3月から1990年1月まで22年間に渡って嘉手納基地に配備されていたSR-71は、「ハブ」とよばれ我々にとってになじみ深い機体でもある。嘉手納基地から4機体制で年間150を超える秘密ミッションをこなした戦略偵察機は、50年以上前の機体ながら、現代最先端技術が結集されていた。この本は、「ハブ」の異名をもつ、謎多きSR-71ブラックバードの魅力を凝縮した1冊となっている。
　嬉しいことに各ページの半面を占めるような大きな迫力ある写真が多く、カラー機体図。コクピット、ステルス性、P&W J58エンジンとエンジンナセル構造など内容が充実している。合成開口レーダー搭載後の後席の現代的なデジタルディスプレィには驚くはず。
系譜ではA-12からSR-71 、M-21、YF-12なども取り上げられている。
　プラモデルのSR-71とYF-12はハセガワ、タミヤ,モノグラム、レベルなど各社から発売されているので　作りたい人にとっては必買の一冊。とにかくお奨めだ。

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