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アルセナルVG.33（アズール1/72）
by
Nobunaga
It’s Too Late あなたは来るのが遅かったのよ。もう手遅れ、あの人が来るのは分かっていたのに。
覚えていますかキャロル・キング。いい曲ですね。
「アルセナル」は１９３６年に設立された国立の航空工廠です。VG33は木製の応力外皮構造で武装は２０㍉モーターカノンと７．５ミリ機銃4挺を備えています。
フランス空軍から２００機のオーダーを受けたのに生産が遅れに遅れてナチスドイツに降伏した１９４０年６月では完成機は４０機、うちフランス空軍に引き渡されたのはわずか５機で、ヴィシー軍には１２機が引き渡されましたが実戦に投入されることなく廃棄されました。
この時期のアズール製品はパネルラインのすじ彫りが浅く彫り直しがお楽しみです。キットの出来はそれなりで手の入れがいがあってジョイフル度は高いですよ。
木製の機体なので滑らかです。排気管にはピンバイスドリルで穴を開けました。主翼尖端は分厚くてもっさりした印象なので削ってペーパー掛けをして薄くしました。
主脚周りはそのままでは使えません。薄く削ったりプラバンやプラ棒で作り替えです。デカールはなんと言うか貼ろうとするとバラバラになってしまいます。赤蛇の目は仕方なく塗装仕上げです。ラダーの文字はかろうじて貼付けできました。
機首の空気取り入れ口は開口しました。黒塗りではありません。このキットの最大のお楽しみはプロペラの修正です。キットのままでは幅広で短く印象がぜんぜん違います。削って、付け足してと力わざです。
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