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(Photo)海軍黎明期の練習機 アブロ504K
by コルディッツ
博物館実機写真
昨年11月30日にオープンした「あいち航空ミュージアム」を、年末に拝観して参りました。零戦などの興味深い展示に混じり、1/25のソリッドモデルも展示されていますが、その完成度は絶品で、思わずハイになり連写しちゃいました。
以前は小牧空港にあった航空博物館に展示されていたそうです。
モデルは日本航空史を飾るヒコーキ100機で、海軍航空隊黎明期に練習機として運用されたアブロ504Kもありました。機体はラダーも英国風塗装のまま、主翼に日の丸を描いただけなので、ちょっとビックリしました。
海軍のアブロ504K(と水上機型のL)導入は、後に日本のスパイになった センピル大佐の教育団によるものです。練習機としては最適だったようで、故佐貫亦男教授は「まるで練習機になるために生まれたような機体で」と絶賛しています(「続々ヒコーキの心」講談社)。機体下部の長いソリと下翼下部の両端のフープなど特徴の多い機体ですが、それも練習機の特性を理解した上での設計と記述されていて、モデルや実機を見て成る程と思いました。
アブロ504K 1/25ソリッドモデル
あいち航空ミュージアム(豊山町、愛知県)にて 2017年12月撮影
Avro 504K A-28/M-MABE 2004年10月撮影
スペイン空軍博物館(クワトロ・ビエントス、マドリッド郊外)にて
スペイン空軍も英国風塗装のまま運用したようです。
ただしラダーはラテンらしく横縞で塗り分けです。
Avro 504K D7560
科学博物館(ロンドン)にて 2016年4月撮影
Avro 504K E449/G-EBJE 2016年4月撮影
王室空軍博物館グラハム・ホワイト・ファクトリー館(ヘンドン)にて
講談社「続々ヒコーキの心」の「アブロの武勲」の章には
「フープ(輪)がついていて、怪しげな傾いた接地をやっても
大事にいたらぬようにしてある」とあります。以下「」は引用です。
エンジンはル・ノール9J 110馬力
「方向舵の利きがすぐれ、しっぽを振ることが得意だった」
「胴体がきわだって長く、とくに水平安定板が大きい」
上翼上の円筒形は燃料タンクだったかと…
根拠資料を見つけられませんでした。
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