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誌上個展

   BMW 2002 ターボ 1973 (ハセガワ 1/24) 

by 福田 道章



 待望のマルニターボがハセガワから発売となりましたので早速製作してみました。
スーパーカー世代直撃アイテムですね。子供のころカウンタックやフェラーリ512BBよりもこの武骨なハコ車にココロ奪われておりました。ただプラキットにはあまり恵まれておらず、朧気に有井1/20を作ったような記憶があります。
 


 ハセガワのキットは先にリリースされた2002tiiのバリエーションでエアダムパーツは追加パーツとなっています。
日本への正規輸入車はオーバーフェンダーは保安基準適合させるのにパテ埋めされていました(すごい手間ですね)ので本国仕様になりますかね。
 残念ながらエンジンルームの再現はありませんが下回りの表現は必要十分です。室内はドア内張りが表現されていませんが、ほぼ黒一色で全然気になりません。
 説明書はボデーカラーがホワイト指定ですが、シルバーにしました。(クレオス復刻ミスターカラー02ブリビアスシルバー使用)
 面倒な窓枠の塗り分けにはデカールも親切に用意されています。ボディ全周に渡る特徴的なメッキモールは別パーツで表現されていますので雰囲気を合わせるためサイドの窓枠はアルミテープ細切りを貼り込んでいます。



 キットの構造上一旦ボディとシャーシーを合わせると分離が難しいのでボディ裏から取り付けるパーツ(グリルやフューエルリッド)は注意が必要です。リアデフォッガー貼るの忘れましたが後の祭りです。
外装パーツの取り付けにはセメダイン社のハイグレード模型用セメダインを多用しました。はみでても目立ちにくく便利ですね。



 マルニターボをいえばフロントスポイラーの鏡文字です。バックミラー越しに前車にプレッシャーを与える遊びです。
2L直4機械式インジェクション4速MTながら ターボ装着でパワーも3割増しになり、最高速度211km/hを誇りました。
インタークーラーは装備されておらず燃費は悪かったためオイルショックの影響で1672台で生産終了となりました。
ターボが効いてくると急に加速するドッカンターボですね。



ボックスアートです



02ターボ その他キットあれやこれや

 バンダイの傑作キット以外はあまり恵まれてません。
小スケールのチープキットはほかにもあったかもしれません。
後にレースで活躍した3.0CSLの人気に隠れてしまったせいかも。

SMP24 1/24レジンキット
細密なエッチングパーツがついたガレージキット。 ハセガワのキットの登場で完成がさらに遠のきました。
他海外のメーカーもガレキはあったようですが、1/24でプラキットは何故か見当たりません。




バンダイ1/20 
当時でも売ってるのをみかけたこともありませんでした。フルディテールで金属パーツも入ったゴージャスなキットです。
日本正規輸入仕様をモデル化しています。パテ埋めオバフェンのフェンダーミラーです。
インストも見てるだけでワクワクします。プラモデルが娯楽の王道として輝いていたころの逸品ですね。





有井1/20
 モーターライズ左右ドア開閉の当時の標準的内容で丁寧に作ればそれなりにみれるものになりそうです。
デッサン狂ってますが味のある箱絵で好きです。ドアががたつくのは必至でしょうね。




有井1/20謎のレーシング?? 
箱絵は完全3.0CSL なんですが。
スパーク製ミニカーとくらべても形違い過ぎます。アリイオリジナルなんでしょうか?
怪しさ全開です。




スパーク製1/43レジン完成品
 シュニッツアーレーシングです 参考まで。
(奥ストリートはミニチャンプス製ダイキャストミニカー)
 


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