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バイクプラモデルの製作

 ドゥカティ1199パニガーレS (タミヤ 1/12)

  by KOZY商店

1.はじめに
 こんにちは。KOZY商店です。タミヤの1/12ドゥカティ1199パニガーレSです。2011年にデビューしたドゥカティ・スーパーバイクシリーズの旗艦になります。排気量は1198㏄で…おやっ?名前と1㏄違う?現行は1299と名を変え排気量も1285㏄にアップしています。
ただしホモロゲの「パニガーレR」は1198㏄のままです。これはWSBKの規定によるもので、実はドゥカティさんは先代1098の時に排気量で揉めた事があります。またどういう訳か2017年度の国内選手権(JSB1000)でレギュラー参戦は無いようです。一方、模型の世界ではSBクラス一番の人気で、巨大キットで有名なポケール社の1/4の他に完成品ミニカーも数社から出ています。

図1 完成図



2.キット内容
キットです。タミヤ1/12バイクシリーズNo.129。Ⓒ2014で、実車デビューから少し遅れてのキット化です(図2)。

図2 ボックスアート



 パーツ構成です。大枠3枚にアッパーカウルとクリアパーツという、タミヤスタンダードな構成です(図3)。通常イタリア車のプラモは赤色成形のパーツを用いる事が多いのですが、このキットの外装関係は白です。赤色染料の染み出し対策でしょうか。
 デカールです。カラーリングは赤と黒の2種類のみ(図4)。メーターも2種類あり、年式なのか仕様地なのか区別の記述がありませんので、こだわる人は調べた方が良さそうです。ミラー面は厚手の金属テープ(メタルインレット)で再現するようになっています。ホイール縁に貼るストライプは予備があるので少し安心です。

  図3 パーツ構成

図4 デカール   




3.製作
 はじめに外装です。カーモデルやフルカウル系バイクは外装がきまればほぼ貰ったようなもんです。C3赤で塗り、GX100クリアーⅢのドバ吹き。表面張力で「照り」を出します。塗装前のペーパー掛けおよびサフ吹き、研ぎ出しはしませんでした(図5)。 後は小物パーツ類をインストの指示通りにチマチマと塗っていくだけです(図6)。実際はカウルを被せてしまうとほとんど見えなくなるので、場合によっては細かい所は端折っても良いかもしれません。


図5 外装

図6 塗り終えた各パーツ



 塗装を終えたら、ボンドGクリアーで組み立てます。テールカウルは複雑な形状とあってさすがのタミヤさんをもってしても組みにくい割りです。 ここは立て付けが少し甘くなり、若干隙間が出てしまいました。仮組で確認した方が確実だと思います。


4.完成 
 完成した1199(図7~図10)。ルックスはだいぶ凝ったデザインです。先代1098の流麗なデザインと比べると、1199はいわゆる「マスの集中化」で寸詰りの印象があります。それでもデザイン的に破綻してないあたりはさすがドゥカティさんです。   
 キットの方は作る上で特に問題有りませんが、前述のようにテールカウルが少し組み辛いので、塗装前に合いを確認した方が良いでしょうか。ホイール縁のデカールははがれやすいのでタイヤをはめてから貼りました。ここはデカールではなく粘着シールの方が良いのかもしれません。

図7 完成図


図8 完成図



図9 完成図


図10 完成図





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