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飛行機プラモデルの製作

タイフーンMk.IB(ハセガワ 1/48)

by 愛知県在住 作者 清水 栄治



作品について
 この作品は昨年(2016)5月頃に作ったものです。1/48の飛行機をコンスタントに作っていた時でした。ハガワの飛行機のストックは非常に多く、処分をしたいくらいですが新製品がでればついつい購入してきていました。
大戦ものではドイツ機が圧倒的に多くそればかりを作り続けるには相当の根気が必要です。だから今回のようにイギリス機を作ってみたくなるのです。




キットについて
 ハセガワ製の1/48シリーズ(1998年製)で油が載っている頃の発売です。模型店で今でも入手は可能です。キットはハセガワスタンダードでパネルラインとリベットは凹タイプでコクピットと足回りの再現は良好で好感が持てる内容です。キャノピーの透明度も良好です。 しかしデカールにおいては毎度ながらの白色の黄ばみが見られ、今回のようにイギリスの文字の淡いイエローグリーンにおいても黄ばみと透けが見られ使用には勇気が必要になります。部品点数は丁度良い程度の数量で説明書通りに進めばストレスなく完成できる内容です。




製作について

 追加工作や加工は行わずキットをストレートに作りました。ただし機体の識別ストライプ(白と黒)は当然デカールを使わずに塗装で再現することにしました。機体下面を塗る前に白色を塗装し、乾燥後マスキングして黒色を塗装します。乾燥後そのストライプ全体をマスキングして下面色を塗装しました。 迷彩の境界はぼかしを再現するために型紙先端から2mm程度控えた位置に2mm幅程度に切った両面テープを曲面に合わせて貼っていきます。その型紙をキットの迷彩位置に貼っていきます。この状態でエアブラシをすると両面テープの1mm程度の厚さが型紙の隙間となり塗料が斜めに飛び込んでぼかしが再現できることになります。ここでのコツは型紙に対してほぼ直角に塗装することです。




 又文字の箇所もイエローグリーンをエアブラシし乾燥後文字をマスキングテープから切り抜きそれを指定の位置に貼っていきます。機体迷彩塗装後マスキングをはがせば塗装の完了です。文字塗装の境目では色が毛管現象で立ち上がっているためカミソリ等で柔らかく切り取ります。 塗装の艶の程度がバラバラなため一度全体にガイア艶有クリアーを吹き付けます。その後パネルラインにエナメル塗料で墨入れを行います。最後にグンゼの90%程度の艶消しクリアーを3回程度吹き付けます。これで完成です。




全体をとおして
 デカールの代わりに塗装を行うことは大変根気がいることですが存在感がぐっと上がるような気がします。又デカールの経年劣化を心配することもなくいつまでも保存ができることになります。 かなり前の模型においては今回のような根気がなく、ただデカールを貼、仕上げにクリアーを吹いていました。今ではそれらの模型はどうにもならないように黄ばんでいて悲しい状態です。できる限り手間を惜しまず塗装仕上げをしていきたいものです。





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