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特集 フジミ

F6F (フジミ 1/70)

by GRIFFON




フジミ ワンハンドレッド(100円)シリーズは
1960年代、アオシマの1/72シリーズと双璧をなす駄作シリーズでした。

子供の頃のこととはいえ明らかにLS、タミヤより
劣る物しか無かったのは不幸な事でした。
思うに日本の文化程度の低さの為だと思います。

F6Fは1966年、ワンハンドレッドシリーズの
ラスト第13弾として発売されました。

駄作の中でもF6F,F4Uはモノグラム
P-47はREVELLのコピーという賢明な手段をとったので
比較的、出来がよかったです。




買ってから46年たってしまいました。
随分、待たせてしまいましたが
出来るだけ手をくわえてあげようと思います。

・分厚い主翼後縁は内側を削る
・カウリングはAIRFIXを修正して交換
・エンジンはREVELL P-47を修正
(2015年3月号のP-47の余り)
・薄いタイヤは2つ割りにして修正
・コックピットに多少、手を入れる
・着艦フックを引くと尾輪が出ますが
フックの動きが中途なので別々に動くように改造




【日本の文化程度の低さ】
このシリーズはF6F,F4Uくらいしか買っていません。
その他は子供でも見るに耐えない物だったからです。
零戦54型も買いましたが・・ひどかった

技術が無かったから?
だったら、タイヤの薄さまでコピーした物の出来が
ソコソコな理由になりません。
建築模型の方の出来が良いのだから出来ないわけがありません。
メーカの「こんな物でいいや」という姿勢が見え見えです。

当時のキット評も同様で
ただ、「タイヤが薄い」とか「主翼テーパが違う」
と言うだけなら誰でも出来ます。
だったら修正方法を書けよ。
原稿も、箇条書きにせず
とりとめも無い事をダラダラ・・

どちらも知性のカケラもありません。
この辺が昔のお粗末だった所で
一部は今も同じです。

80年代のスケール至上主義によるキット批判は
この反動だったのでしょう。




【フジミ】
今から50年前は、印象の薄い会社で、キットも少なく
船や建築物が主流で「負地味」という感じでした。

70年代に入って1/48飛行機を出した頃から少しずつ
良くなってきました。
80年代半ば頃から1/72日本機を出し始め
F-86やMIG-21でハセガワを出し抜き
ついにはカットラスまで出してくれました。
ME110,SPIT MK14,JU87もうれしい物でした。

車の模型は、それより遅れ87年のプレリュードでも
まだ粗末な共通シャシーでした。

その後も1/72を投げだしてしまった
ハセガワに替わり、マニアックな日本機を出し
車もポルシェ911シリーズやハイテックシリーズ
など、見違えるようになりました。

他のメーカが出さない物や投げ出してしまった物を
出してくれる事は評価出来ます。

が、共通シャシーのままのAE86を今だに出しているのは
いかがな物かと・・

アオシマのキットがあるので、フジミの86は存在価値が
ありません。
83年に発売した時にシャシーを直すべきでした。
できれば、新しいシャシーをTE71 に移植して再販して欲しかった。
そうすれば出来の悪さに苦しんだ80年代もなかったし
今も現役KITでいられた事でしょう。
当時の経営判断が、つくづく残念です。





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