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(Photo)祝生誕70周年 Fiat G.59-4B
by コルディッツ
博物館実機写真
第二次世界大戦後のイタリア航空機産業は、Fiat社トリノ工場で未使用のG.55のオーバーホールと、注文の残る16機のG.55製造で再開しました。この記録を読んで、FiatのTはトリノのTだったのを思い出しました。
G.55のエンジンはダイムラー・ベンツDB605A(イタリアでのライセンス版はフィアットRA1050RC58)なので、チェコスロバキアやスペインがBf109に戦後実施したように、別のエンジンへの換装が課題になりました。試行錯誤の末、1948年にイタリア空軍のP51Dのパッカード・マーリンを取り外して、G.55の復座型に装着して初飛行を成功させます。
このタイプはG.59-1Bの名称でイタリア空軍の注文を受け、翌年には単座型のG59-1Aも開発され、以降ロールス・ロイス・マーリン搭載のG.59A型(単座上級練習機)、B型(復座練習機)が改修されながら、イタリア空軍で使用されます。
G59-4は最多生産された最終型で、単座Aは30機、複座Bは85機生産されました。バブル・キャノピーに変更したのが大きな特徴です。
Fiat G.59-4B MM532761/SE-7
イタリア軍事航空史博物館(Vigna di Valle)にて 2017年12月撮影
ロールス・ロイス・マーリンを装着することで、機首が大きく
変貌して、パワフルになった感じがします。
Fiat G.55 5
イタリア軍事航空史博物館(Vigna di Valle)にて 2017年12月撮影
ダイムラー・ベンツDB605Aは、機首がスッキリしていて
精悍なイメージというところでしょうか。
Fiat G.59-4Bの主脚収容口辺り
Fiat G.55の主脚収容口辺り
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