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特集 傑作

温故知新シリーズ第34弾

F-5A フリーダムファイター(ハセガワ 1/72)

by ヒサマロ




 どうもヒサマロです。今回の温故知新シリーズは同年代の方なら一度はお世話になったのではと思われるハセガワ1/72のF-5Aフリーダムファイターを取り上げさせていただきます。
 このキットハセガワ1/72シリーズの6番目として1967年5月に発売されました。当時の価格は100円でした。ちょうどこの頃フジミからも1/50で発売されて私はこちらを先に製作した思い出があります。キットナンバーはJS-016:100となっております。




 パーツ総数は52ヶで当時の100円キットとしては部品数が多い方だと思います。先行発売のエアフィックスのキットをかなり参考にしたようでパーツ分割等そっくりです。パイロットのモールドなど全く同じものになっています。 ウェポン類はサイドワインダー、ブルパップミサイル、爆弾、増槽がセットされています。デカールは米軍のベトナム迷彩と銀塗装の2種類がセットされています。




 では組み立ててゆきましょう。まずはコクピットからですが、シートとパイロットだけというこの当時の定番スタイルです。今回はシートにプラ板とプラ棒でそれらしくなるよう少し手を入れてみました。あとはパイロットもブードゥーから転用しました。それ以外はいつも通りに胴体内を黒く塗ってごまかしました。シートを接着したら左右の胴体を接着しますが、この時代のキットの通例ではめ合わせは良くありません。なるべく下面側に隙間段差が来るように調整し接着後にパテ処理をします。 次にインティークベーンとインティークを接着。ここも削り合わせをしっかりと行ってください。機首部分にピート管を接着します。念のため機首に油粘土を少量錘として入れておきました。これを先ほどの胴体に接着します。ここもペーパー掛けが必要です。垂直尾翼にラダ―を接着し、胴体下部と一体となった水平尾翼を接着します。けっこう段差が出来ますのでパテ処理が必要です。




 主翼は左右一体となった一枚ものです。後縁も薄くできておりジェット機らしさがでています。こちらも胴体との接着部にかなりの隙間が発生するのでプラ板かパテで処理します。最後にキャノピーを接着して士の字になりましたので塗装にかかります。  キャノピーの枠に黒で下塗りをしようとしたところ前部に接着剤が回り込んで白く濁ってしまっている事に気づきました。かなりきつく接着してあるので、はがすと割れそうな気がしたので今回はこのまま進めて行くことにしました。初歩的なミスでお恥ずかしい限りですがお許しを。




 今回はノルウエー空軍の機体にするので全面銀塗装としました。ミスターカラーの古い8番シルバーをいつものように筆塗りしました。アンチグレアはジャーマングレー、インティーク部分はブラックグレー、垂直尾翼上部はライトガルグレーで塗りました。  デカールは40年ほど前に購入したモデルデカール使用しました。特に補強しなくてもそのまま使用できました。




 最後にあらかじめ塗装しておいた脚部分とウェポン類を接着します。ノルウエー空軍にはブルパップはないのでパイロンとランチャーが一体となった部分は切り離してパイロンだけ翼に接着。爆弾も使用しませんでした。
省略されていたアンテナをプラ板で作って接着します。これにて完成です。
 当時の100円キットしてはそれなりに初心者への入門用として十分な働きしてくれたのではないでしょうか。それではまた。





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