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戦車プラモデルの製作

  チーフテンMk.5制作記 
(タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.68)

  by 黒瀧雄治




 タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.68 チーフテンMk.5 です。個人的には昔は独逸モノ一辺倒で、英国系戦車にはあまり興味は湧かなのですが、過年と共に嗜好が変わった為か?それとも年貢の納め時なのか?
ある日突然イギリス戦車も良いんじゃないか、作ってみようかなと思い、今回初めて制作に着手しました。1975年発売の43年選手のこのキット、さすがタミヤ製で基本形はがっちりしていて、ちょっと手を加えると現在でも通用するとても好キットです。




 制作はMk.5と称されているこのキットですが、実際にはMk.5とMk.3と混在されているので、Mk.5仕様にすることを中心に制作します。まずリューターで砲塔の鋳造表現を施します。 この表現は少々オーバーですが、このくらいの表現の方が模型映えするかと個人的には好きですし、塗装時にドライブラシを掛けると良い按配になりますから、少し古めのキットはこのぐらいの表現をした方が、ちょっとしたアピールポイントになるとワタクシは思います。




 砲身基部の蛇腹状のモノは手芸店で購入したお財布に優しい一袋に大量に入っていた金属製リングを、これまた少々オーバースケールですが使用し、砲塔後部とアンテナ基部は雑誌の図面や、ネットで調べた画像を参考にプラバンで表現しました。 スクラッチは難しいかと思いましたが、基本形を作り、それに細かい部分を作り足す、とにかく手を動かすということをすれば意外と出来るものです。




 車体はほぼストレート、薄くする部分をカッターナイフで削り込み、手すり等を真鍮線に置き換え、
牽引ロープはビニール系の水糸に置き換え、スカートだけは自己満足の為にプラバンで新造しました。




 塗装は黒のサフェサーから黒立ち上げで、個人的に発色が大好きでマイブームのクレオスのロシアングリーン2を吹き付け、油彩のローアンバーでウォッシングし、ちょっとそのままでは目立つロシアングリーン2を落ちつかせ、
アクリルで墨入れを兼ねたアルコール落しで、エナメルでドライブラシを施し、デカールを張り、つや消しスプレーを吹き付け、パステルで埃や汚れを表現しました。




  チーフテンはその後のチャレンジャー1及び2に続くマイルストーン、完成した姿はなかなか良い感じです。 タミヤもカタログ落ちせず気軽に購入出来ますので是非制作に挑戦してください。







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