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(Photo)Fiat CR.32
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by コルディッツ
博物館実機写真
フィアットCR.32は1933年に初飛行の、大戦間に現れた優秀な複葉戦闘機の一つです。スペイン内戦(1936年~1939年)でフランコ指揮の反乱軍陣営に派遣され、共和国陣営のI-15等に格闘戦で勝利しました。このため、ある意味イタリア空軍の近代化を妨害したことになりますが、しかしこれはCR.32の責任ではないでしょう。
輸出機としても成功で、中華民国は1933年に16機発注し、ヴィッカース7.7mm機銃に換装して、対日戦に投入しています。
中国空軍のパイロットはカーチスホークやボーイングP26よりも優秀と評価しているようです。
また内戦に勝利したフランコのスペインでは、CR.32quater(燃料容量を増加し、無線を搭載、軽量化を図ったサブタイプ)をHA.132Lとして1942年まで生産しています。その他オーストリアや南米にも輸出されましたが、残存機はイタリアとスペインに残る2機だけです。
CR.32 3-6
イタリア軍事航空史博物館(Vigna di Valle)にて 2017年12月撮影
スペイン内戦でナショナリスト陣営に「義勇兵」として
参加した状態での展示です。
プロペラまで迷彩を廻しているのがイタリアらしいかと。
ナショナリスト陣営の標識(黒丸)とゴキブリの部隊章?
エンジンはフィアットA.30RA-bisV12(600hp)
HA.132L(CR.32quater) 262/3-52
スペイン空軍博物館(クワトロ・ビエントス、マドリッド郊外)にて
2004年10月撮影
CR.32 中華民国空軍機(ソリッドモデル、縮尺不明)
航空科学館(桃園空港、台湾)にて 2007年12月撮影
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>(Photo)Fiat CR.32<博物館実機写真<2018年4月号
Vol.116 2018 April. www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /
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