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飛行機プラモデルの製作

 MBB 105C (エアフィックス1/72)

  by 加藤 寛之




 先日、友人からこれをいただいた。なぜか、なぜか、急に作りたくなったので、作った。 箱を開けて眺めたら、「これ、あと3~4時間で作ってみよう」となぜか、思ったのだ。




 まず、コクピットを作る。床板に計器盤、操縦悍2本、前席2こ、何かのレバー2本、後ろ席の背あてを一気に接着する。多少の切り取り跡は気にしない。素材の色が濃緑なので、そのまま使う。でも、椅子は青に塗る。操縦悍とレバーをテキトウに塗って、これでOK。
 窓の透明パーツは、周囲の厚み部分を濃緑に塗っておく。これで「厚み」が見えにくくなって出来上がりの印象がずっとよくなる。数分の作業時間で、それができる。これを胴体内側から窓穴に接着、コックピットの組み物といくつかの部品をはさんで、胴体接着。前部、天井部分の透明パーツも接着すると、全体が丈夫になる。乾くまで、置く。




 主ローターを組む。特にナシ。バリを取って接着するだけ。薄くシャープにしよう、なんて思ってもしない。1枚をちょっとした事故で折ってしまったが、難なく接着して問題ナシ。次に、細かいパーツ類のバリ取りをしておく。ここまでで2時間くらい。
 ここで一晩、・・・おやすみなさい。
 翌日の出勤から家に帰り、再開。
 胴体の上側だけ接着部分をあらっぽく整形して、継ぎ目を隠す。下面は見えないので、そのまま。小物パーツを接着すると、これで塗装へ。




  色指定がエアフィックス独自の番号なので、色については箱絵のみが頼り。濃緑、黒、ローターが薄緑、その他が数色。箱の裏面の大雑把な塗装図、表のカッコイイ絵を参考資料にして、それっぽく塗る。汚し塗装も想像でしておく。正しいかどうかは、知らない。それでよいのだ。
 デカールは劣化して酷い状態。でも、貼ってみた。まあ、使える。でも、細かな文字はボソボソなので、貼らない。大丈夫、自分が気にしなければ、世界の誰も気にしない。
最後に主ローターを接着した。
 ここまでで、2時間をちょっと過ぎた。のべ4時間は超過したが、それにとらわれる必要もない。無事に完成、それでよい。




 いい感じだ。仮にちょっと丁寧に作っても、大差はなかっただろう。色まで塗って、4時間ちょっとで完成したのだから、スゴイ。プラモデルはそのままでは単に工業製品であるに過ぎないのだから、完成するというのはよく考えられたプラモデルの証拠だと思う。
貴方は、完成させられないプラモデル、持っていませんか?

(ハイ、実は私も数百個持っています)


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