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飛行機プラモデルの製作

連載 1/72飛行機を飛行姿勢で作ろう No.25

リパブリックF-84Gサンダージェット
(タミヤ 1/72)

by クラキン




「1/72飛行機を飛行姿勢で作ろう」のNo.25はアメリカ空軍繋がりでタミヤ1/72のリパブリックF-84Gサンダージェットです。



<実機について>
 リパブリック社がP-47サンダーボルトの後継機として開発した第一世代のジェット戦闘爆撃機です。
F-84A~Gまでが直線翼でサンダージェットと呼ばれ、後退翼になったF型がサンダーストリークと呼ばれました。
P-47譲りの頑丈さと積載能力、航続距離の長さを活かして、朝鮮戦争では地上攻撃で活躍しました。
但し、空中戦での戦闘力はMig15に太刀打ちできなかった(9機のMig15撃墜記録がありますが)ため、制空戦闘機としてはF-86に譲ることになりました。
単座戦闘機としては、核爆弾搭載と空中給油での大西洋横断という「世界初」になっています。
また米空軍のアクロバットチーム「サンダーバーズ」の初代使用機にもなりました。

今回製作したG型はサンダージェットの最終生産型で3000機が生産され、米国以外でも13ケ国で使用されました。



<キットについて>
 タミヤオリジナルの1/72です。
機体全体にビッシリと施された精密な筋彫り、全体の雰囲気、パーツ精度の完璧さなど素晴らしいキットです。
コックピットや機首の機銃のディテールも72としては秀逸な出来栄えです。
組み立ても全く問題なく、パテは一切不要です。
デカールは米空軍の派手なマーキングが2種類付いていますが、非常に上質で扱いやすいだけではなく、精度も完璧です。







<製作について>
 飛行姿勢にしたことと、パイロットをハセガワの別売りフィギュアを乗せたこと以外は完全素組みです。
兵装は翼端と翼下パイロンの増槽、500ポンド爆弾2発がついていますが、主翼下の増槽以外を取り付けました。
塗装は全面無塗装銀なので、グロスブラックで下地塗装後に、クレオスのSM06クロームシルバーを吹きました。
排気口周りはSM06のスーパーチタン、機体の一部パネルにもスーパーチタンとステンレスを塗っています。




マーキングはキット付属のデカールのうち、より派手な朝鮮戦争で展開した第58戦闘爆撃機隊のものにしました。
垂直尾翼や機首のストライプもデカールですが、精度が高く扱いやすいお陰で、マークソフターを綿棒につけて塗るだけで見事に馴染みました。




コーションデカールは複数のコーションを一体化したものですが、これも精度が高いお陰で、ピタリと決まります。




ストレスなく気持ちよく製作できました。 
流石タミヤ、正味3日あれば十分に完成できます。





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