Home  > スペイン内戦  第二次大戦の序章< 飛行機プラモデル製作<2018年5月号


スペイン内戦  第二次大戦の序章 

  by Nobunaga

 スペイン内戦又は内乱、市民戦争と呼ばれることもあります。は1931年に左派が政権を取って王制を廃止し共和制の人民戦線政府となったことから不満を持った貴族、教会、地主らの支援を受けたフランシスコ・フランコが反乱を起こし内戦となりました。1936年(昭和11年)7月から始まり1939年(昭和14年)9月に終結しました。内戦の終結した1939年9月はヨーロッパではナチスドイツの電撃作戦により第二次大戦が始まった年で、日本ではノモンハン事件が起きた年でもありました。
 内戦は共和国や国際旅団がスターリンのソ連から見捨てられ、ドイツ、イタリア、ポルトガル、アイルランドの支援を受けた反乱軍の勝利となりました。
 勝利したフランコはヒットラーの度重なる要請に応じず(義勇兵をソ連に派遣はしましたが)第二次大戦で中立を保ったのは賢明でありました。
 なお、ジャック白井と言う日本人が国際旅団の義勇兵として参加したことが知られています。


 空の戦いではソ連からのI-15やI-16、ツポレフSBを投入して一時は優勢となりましたが、やがて援助も少なくなりアメリカやチェコ、ポーランドなどから買い集めた雑多な航空機を使用せざるを得ませんでした。一方反乱側はドイツ、イタリアが最新鋭の航空機を続々投入してロッテ戦法や一撃離脱法など戦訓を確立し、ヨーロッパ侵略に備えました。
 スペイン上空はさながらドイツ、イタリアの新鋭機の実験場のようであり、次第に共和国側を圧倒して行きました。
 模型的には旧式の複葉機や珍機、開発中の試作機まで無数に登場して興味は尽きません。


*スペイン内戦については数多くの出版物がありウイキペディアにも記載がありますので興味ある方はご覧ください。


スペイン内戦に派遣された航空機達 その1
共和国側


ポリカルポフI-15(パブラモデル1/72)



  ポリカルポフI-16タイプ10(エデュアルド1/48)



ポテーズ540(エレール1/72)


 反乱軍側


メッサーシュミットBf109B(エレール1/72)



サヴォイアマルケッティSM79(イタレリ1/72)



ブレダBa65(アズール1/72)


  Home>スペイン内戦  第二次大戦の序章< 飛行機プラモデル製作<2018年5月号
Vol.117 2018 May .   www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /  
           editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず  リンクフリー
「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」
 

プラモデル模型製作記事

TOTAL PAGE