Home > (Photo)MS.230<博物館実機写真<2018年5月号


(Photo)MS.230マイ

by  コルディッツ
博物館実機写真

 ル・ブルジェの航空宇宙博物館のディスプレイの中でも、宙返り中の姿勢で吊されたモラン・ソルニエMS.230は、ひときわ目立つ存在です。
 MS.230はモラン・ソルニエの伝統とも言えるパラソル翼で、タンデム復座の初等練習機です。アメリカのステアマンや英国のタイガー・モスと同等の機体と英文Wikipediaにあります。

MS.230の初飛行は1929年、ステアマンは1934年、タイガー・モスは1931年なので、1930年代初頭に単葉機を初等練習機に選ぶフランス航空界の先進性は、もっと評価されても良いのではと思います。
 MS.230は輸出機としても成功を納め、また銀幕デビューもしました。それは1966年製作の映画「ブルー・マックス」で、ラストにドイツ空軍の新型単葉機として登場しています。


MS.230  1048
 航空宇宙博物館(ル・ブルジェ)にて    2016年8月撮影





MS.230  F-AZAK
 ジャン=パティスト・サリ博物館(ラ フェルテ アレ、パリ郊外)にて
2016年8月撮影
 スポーティな塗装に軽やかな単葉、むき出しの星形エンジン、
頑丈な主脚、とまるで飛ぶために生まれたヒコーキです。















MS.230  1066
   軍事博物館(ブリュセル)にて  2009年12月撮影
 エンジンの取り付けが見えるようになっていました。





MS.230  1077
 チェコ空軍博物館(ケベリ、プラハ郊外)にて  2008年8月撮影
 国籍マークがフランス? 理由は残念ながら不明です。



MS.230  005
 スペイン空軍博物館(クワトロ・ビエントス、マドリッド郊外)にて
2004年10月撮影
 こちらはスペイン共和国の塗装です。




Home >(Photo)MS.230<博物館実機写真<2018年5月号
Vol.117  2018 May.    www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /
                    editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず  リンクフリー

「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」


プラモデル模型資料記事

TOTAL PAGE