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(Photo)MS.230
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by コルディッツ
博物館実機写真
ル・ブルジェの航空宇宙博物館のディスプレイの中でも、宙返り中の姿勢で吊されたモラン・ソルニエMS.230は、ひときわ目立つ存在です。
MS.230はモラン・ソルニエの伝統とも言えるパラソル翼で、タンデム復座の初等練習機です。アメリカのステアマンや英国のタイガー・モスと同等の機体と英文Wikipediaにあります。
MS.230の初飛行は1929年、ステアマンは1934年、タイガー・モスは1931年なので、1930年代初頭に単葉機を初等練習機に選ぶフランス航空界の先進性は、もっと評価されても良いのではと思います。
MS.230は輸出機としても成功を納め、また銀幕デビューもしました。それは1966年製作の映画「ブルー・マックス」で、ラストにドイツ空軍の新型単葉機として登場しています。
MS.230 1048
航空宇宙博物館(ル・ブルジェ)にて 2016年8月撮影
MS.230 F-AZAK
ジャン=パティスト・サリ博物館(ラ フェルテ アレ、パリ郊外)にて
2016年8月撮影
スポーティな塗装に軽やかな単葉、むき出しの星形エンジン、
頑丈な主脚、とまるで飛ぶために生まれたヒコーキです。
MS.230 1066
軍事博物館(ブリュセル)にて 2009年12月撮影
エンジンの取り付けが見えるようになっていました。
MS.230 1077
チェコ空軍博物館(ケベリ、プラハ郊外)にて 2008年8月撮影
国籍マークがフランス? 理由は残念ながら不明です。
MS.230 005
スペイン空軍博物館(クワトロ・ビエントス、マドリッド郊外)にて
2004年10月撮影
こちらはスペイン共和国の塗装です。
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>(Photo)MS.230<博物館実機写真<2018年5月号
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