航空情報 2018年7月号
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航空情報7月号 冒頭 8ページに渡って デスバレーの狭い峡谷を駆け抜けるF-35,F-15,F-16,F-18,それに なんとA-10Cとユーロファイター
も。確かにスターウォーズのあのシーンである。
内容として興味深かったのは、「米軍空中給油任務の実情」で鮮明な4ページ写真のミニ特集。KC-46は給油操作をモニタを通して行うため、苦戦しているようである。さすがにKC-135,KC-10の「目視でつっこむ」操作にはかなわないようだ。
次に興味深かったのは、オホーツク海の「シコルスキーS-76C せきれい」
海上保安庁の巡視船「そうや」の過酷な海氷観測クルーズの一端が伝わってくる。S-76はフロントが長く、パイロットからはせまい甲板が見えにくく、着艦には極めて高い技量が要求されるようだ。
ところで、90ページに防衛省防衛研究所の興味深い資料が掲載されている。 「戦略的トライアングル」という図で、南シナ海のウッディ島、スカボロー島、スプラトリー諸島に囲まれたトライアングル領域を指す。
米海軍の「航行の自由作戦」が実施されている緊張海域である。
そして その左の図をよく見ると、海上交通路(サウジアラビアからマラッカ海峡を通り、日本までのシーレーン)がそのトライアングルのど真ん中を通過する。
そうか、そういうことだったのだ。
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