Home
> Bf-109F(ズべズタ 1/72) <プラモデル製作 <2018年6月号
Bf-109F(ズべズタ 1/72)
by
ヒサマロ
今月の特集に合わせてズべズタの1/72 Bf-109Fを製作してみました。ご存知のように接着剤の要らないスナップキットとして設計されていますが、私は普通のキットと同じように接着剤を使用して組立ました。パーツ総数はオプションパーツ含めて42となっております。
かなり軟質のプラスチックで成形されているためか、ヒケがところどころに散見されるので予めパテ処理をして整形しておきます。またはめ合わせがかなりタイトなのでうっかり仮組などすると塗料の厚みなどではがせなくなるので、あらかじめ受け穴の部分を広げておくことをお勧めします。
では、説明書に従いながら組み立てて行きます。まずは上下の主翼を接合しますが、下面の接合部分に若干の隙間ができるので溶きパテをすりこんでおきます。左右のラジエタ―を接着して主翼の組立は終了です。主翼下面にコクピットの床板がモールドされており、これに主計器盤や前後の隔壁を組みつけて行きます。
パイロットフィギュアは3分割された素晴らしい出来ですので丁寧に塗装して乗せてあげます。メッサーはコクピットが狭い上にブラックグレーで塗りあげてパイロット乗せたらほとんど中は見えません。胴体左右に機首の機銃カバーを取り付け、尾輪を挟みこんだら胴体を接着します。
合いは多少のペーパーがけ位で問題はありませんが、右側のラダ―付近の分割ラインに隙間が出来るので、溶きパテで処理しておきます。主翼と胴体を接合後に水平尾翼を取り付ければこれで士の字になりました。合わせは問題なくすらすらと進みました。
左の機首に過給気エアフィルター取り付けるのですが、なぜかムクになっているのでピンバイスで穴を開けてカッターなどで開口部を広げてやります。材質が柔らかいのでこの辺の作業は楽です。機首部品のA16とオイルクーラー部品は隙間が生じるので整形しておきます。キャノピーを接着したら塗装に入ります。
私は東部戦線のローカル迷彩が好きなので今回は以前からやってみたかったⅡ/JG54の網目状の迷彩に挑戦することにしました。この塗装はファインモールドのキットに全てデカールで表現したものがありますが、私はとてもあの大判のデカールを貼り込む自信がありませんので塗装で仕上げることにしました。
いつも通りにミスターカラーを筆塗りして仕上げました。まずは東部戦線を表す黄色を白で下塗りした後に塗りあげます。その後下面と側面にRLM76を薄めた塗料で3回ほど塗って仕上げます。主尾翼上面は普通のRLM75とRLM74の折線分割迷彩としました。
胴体背面と側面にいよいよのRLM70ブラックグリーンで網目状の模様を描き込んでいきます。塗料はエアブラシ程度の濃度に薄めたものを使用します。実機は一機ずつ違っているのであまり神経質にならず写真を参考にそれらしくサラッと塗っていきます。1回目はほんの薄く色がつく程度にし、2回目は線の中心に色が載るようにして少しずつ色が濃くなるようにしてみました。
網目が出来たらこの中にRLM02をそれらしくやはり薄めた塗料で描きいれて行きます。最後にかなり薄めたダークイエローを使用して全体にドライブラシをかけた後にタミヤのスミ入れブラックでウォッシング。これで全体塗装は終了ですので予め塗って組んであった脚関係やプロペラ・スピナ・アンテナなどをを取り付けてあげれば完成です。
デカールはズべズタ共通であまり質は良くありませんので今回はエアロマスターを使用してハンス・フィリップ中佐の乗機にしました。艶を整えるために最後に半艶のトップコートを吹き付けて完成です。
肝心の迷彩塗装は今二つの出来でしたね。次回はもうちょっとうまく出来るのではと勝手に妄想しています。
ズべズタのスナップキットは筋彫りが浅いとか、バランスタブが省略されているとか多少の不満もありますが、押さえるべきとこはきちんと押さえています。
簡単に形になるのでモチベーションが下がらないうちに塗装に集中できました。
Home
>Bf-109F(ズべズタ 1/72) <プラモデル製作 <2018年6月号
Vol.118 2018 June. www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /
editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず リンクフリー
「webモデラーズ について」
「広告のご出稿について」
プラモデル模型製作特集1
TOTAL PAGE