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カープラモデルの製作

 CZ4Aランサーエボリューション (アオシマ 1/24)

  by KOZY商店

1.はじめに
 こんにちは。KOZY商店です。今月から「気軽に作るカーモデル」テーマにぼちぼち手掛けたいと思います。再度よろしくお願いのほどを・・・。
 さて、第一回目は、アオシマの1/24 CZ4Aランサーエボリューションになります。話題のプリペイントモデル。Vol.98のボビーショーレポートで本誌いちおしのキットということで、ちょっと気になって1つ仕込んでありました。
 このシリーズはアオシマさんのHPによると、「組み立てるだけでとても素敵な完成品が作れる夢のようなプラモデルです。」とあります。塗装不要、手間要らずを謳うカーモデルとしては他にフジミさんのカーモデルEazyなどがあり、同じコンセプトながら両社ではアプローチの仕方が対照的です。

図1 完成図



2.キット内容
 今回のキットです。プリペイントモデルSPのブラックを選びました。先行して無塗装の通常版も発売されており、そのバリエーションという位置付けだと思われます。両者の価格差は¥1600(税抜)。 諸経費を含め、これがおよその塗装加工賃と解釈してよさそうです。なお塗装は海外で行っており、そういう意味では少し「お足の早い」キットです(図2)。

図2 ボックスアート



 パーツです。ランナーに付いたまま彩色を施してあります。黒い部分もしっかり塗装されています。塗装済みボディのキットは過去にロッソやハセガワで発売実績があり、それをより進化させたといったところでしょうか(図3)。 デカールです。いちおう「プリペイントモデルSP」と記載がありますが、通常版とほぼ同じ印刷だと思います。失敗したらそちらを取寄せれば良いでしょう。(図4)。

  図3 パーツ構成
図4 デカール   


3.製作
 では製作です。といってもパチ組風にインストに従って作れば大丈夫です。ケート跡もうまく隠れる位置に配置されていますので、デザインナイフで丁寧に切り出せばタッチアップも要りません。接着剤はGクリアーや水性ボンドを使いました。
全体の流れは大雑把にいって①シャシー ②コクピット ③ボディの3部構成。各ユニットはどの順で作っても構わないと思います。ただしボディだけはパーツ切り出し、組み立てに一番神経を使いますので後回しにしない方が良いでしょう(図5)。

今回①→②→③の順で作ったら最後のほうで集中力が鈍り、サイドマーカー55、56番パーツを片方紛失するというミスをしました。極小サイズのクリアパーツははじき飛ばすとなかなか見つかりません。ここはやむなく伸ばしランナーで自作しました(図6)。


図5 各ユニット
図6 サイドマーカー(赤矢印)


4.完成 
 完成したランエボです(図7~図10)。ツヤは量産ミニカーのような塗りっぱなしのポテッとした感じです。それでも自分で塗る手間を考えれば十分の出来です。腕自慢の方はこれを参考に、通常版に挑むのも面白いでしょう。 製作時間は一日で、すぐ完成してしまいます。ただしベースは繊細なスケール・キットです。パチ組に特化した超Eazy設計にはなっていません。こういうキットだからこそゲート処理などの基本工作を丁寧に心掛けた方が良さそうです。


図7 完成図


図8 完成図



図9 完成図


図10 完成図




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