Home  >  飛燕1型丁(タミヤ1/72)<飛行機プラモデル製作 <2018年6月号

特集 メッサーVS飛燕

飛燕1型丁(タミヤ1/72)

by 田口博通 Hiromichi Taguchi




 タミヤの新製品 飛燕です。大変良く出来ていました。形にはどこにも破綻が無く、部品の接着強度もあり 組み易いキットでした。飛行機プラモデルにも新時代の到来を予感させるキットで、これまでの72キットとは一線を隔す出来具合です。
 モールドは素晴らしく良いのですが、ただ、組み立て説明書がちょっと不親切で、パーツ図がありません。全部の部品が揃っているのか?、使わない部品があるのか? 作る前にチェックをすることができず、往生しました。
 組み立て説明書では実機解説などには多くのスペースを割いているのですが、必要なパーツ図が無いとは。メーカーは一般の人(プラモデラーも)の事はどう考えているのだろうかと気になりました。 
 プラモデルは、プラスチックモールド部品と、ボックスアート、組み立て説明書の三位一体の商品ですが、なかなかこの3つが同じレベルで揃わないですね。




 コクピットも大変良く出来ていました。
ピトー管、アンテナ柱ともキット部品を使っています。プロペラも薄く、スピナーも良い形です。

 あくまで個人的な印象ですが、上反角が少し小さい印象で、主翼のねじり下げが見る角度によってはガル翼のように見えてしまう事です。
 また、主翼のフィレットですが、タミヤのキットは飛燕と五式戦の中間くらいのボリュームに感じます。飛燕の実機は五式戦のような胴体側面のエアロパーツはついていません。そのため、胴体との側面のフィレットはもう少しやせていて、翼後部と胴体をつなぐ部分にもう少しボリュームがある というのが、個人的なイメージです。
コクピット 



 塗装は全て筆塗で、斑点迷彩はタミヤの別売りデカールを使用してみました。 手軽に斑点迷彩がばっちりと再現できるとは、いやはや時代は進んだものですね。





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