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飛行機プラモデルの製作
PZL P‐11c (レベル 1/72)
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by 加藤 寛之 |
レベル・ファイターシリーズのキット。とはいえ、1968年ころに後から発売された数機種のひとつで、それまでの全面が凸のリベットとパネルラインで埋め尽くされた製品群とはまったく味わいが違う新世代の造形が特徴。このキットも凸モールドとはいえひかえめで、波板表現は繊細さを感じる。 |
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それでもパーツを少なくして組みやすいキットであることは継承している。ポーランドの人には日本のゼロ戦くらいに重要なヒコウキだと想像するが、遠く離れた日本でこのキットがどれだけ売れたかは心配。でも私は、これがおそらく3機めの製作になる。まあ、そういう人もいるということだ。 |
さて、作る。
胴体に挟み込むものは椅子だけ。計器盤や床板はない。内部塗装などせず、接着面を整えたらすぐに接着。経年変化か、マスキングテープでぐるぐる巻きにしないと開いてしまう。念のため胴体と垂直尾翼の関係をみると、垂直尾翼がひどく左に傾いている。これは腕力で修正する。
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ガル型の主翼は1枚もの。波板表現は素晴らしいものの、ヒケというのか金型のゆがみというのか、全面にわたってヘロヘロに大きく波打っている。これは、気にしないことにする。翼厚も足りないように思うが、気のせいだと思い込む。主翼はコックピットの前方に接着する。書くことは、特になにもない。
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レベルのファイターシリ-ズは、主脚にドーナッツ状のタイヤをホイールで挟む構造が覆い。これもそうなっている。懐かしい。主脚は支えがないのに、胴体へハの字に固定する事になる。意外にも、それほどのこともなく接着できた。とはいえ弱いので、細い真ちゅう線を張って強くした。今回は、太さに注意したので、見栄えがいい。
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ほとんど組みあげてから、塗装する。その辺りにある色で塗ってOKとする。ちょっと違うかな、と思うが、WWⅡのときに実機を見たわけではないので、これでOKなのだ。 |
デカールを貼るのだが、どうも垂直尾翼の右側がどの向きだったのか、思い出せない。調べるつもりもなく、赤を上前方にして貼った。
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それなりに完成。パーツが少ないキットは、すぐに完成するのがいい。これが、プラモデルではとても大切なことなのだ。このキット、おそらくもう1個持っている。 |
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Vol.119 2018 July. www.webmodelers.com /Office webmodelers all right
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