それ以外は、丁寧に組んでいけばよい・・・のだが、それはそれなりに調整が欠かせない。特に単座・複座のパーツが選択になる前部胴体上面、下面のエアインテーク、機首のレドーム、胴体と主翼の境界、垂直尾翼と胴体、尾翼、排気管、風防の透明部品といったあたりの調整が欠かせない(全部、ってことだな)。これらを、塗装しなくてもよい精度に削りあわせて組む。そもそもが、お手軽にペペッと接着してハイ完成、というキットなので、現代の上等なキットのようには出来ないものを、そう組むのだ。
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と、いうことで、無事に形になる。小さめな水平尾翼や垂直尾翼の薄い基部が初期型らしい。背部の独特なアクセスパネルは大胆に省略してあり、スッキリしている。
塗装は、上述のように3分の1くらいの面積をぬっただけ。組み上げる手間を考えると、どう判断しても全塗装でごまかしたほうが早い。でも、いいんだ。細部は、テキトウに塗ればよい。キャノピーは接着面である厚みの部分を機内色に塗っておき、完成後の乱反射を抑えてある。ここがスッキリすれば、F-16はそれなりに見栄えがする。デカールは、ちゃんと使えた。これがマッチのすごいところだ。 |