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プラウダ高校ポモルニク級エアクッション輸送艇
(ドリームモデル 1/700)
by
寿
「水もの」と言われて即座に思い浮かんだのがコレ。2015年ガールズ&パンツァー劇場版に出て来た、ロシア海軍のズーブル級エアクッション揚陸艇です。
「何故に?」とか言われそうだけど、一応水の上を走るシロモノなんで問題は無いでしょ。名前にも「艇」って付いているし。
まぁ、船と言うにはちょびっと水の上に浮きすぎてる気はするんですけどね。
劇中での登場は数ショットのみ。映画を見た人でも「あー、言われてみればそんなのあったなぁ~」程度の認知度かもしれませんが、ワタクシ寿としましては妙に印象に残った機体なのでありますですよ。エンディングにも出て来たしね。
実機の方はエアクッション艇のクセにコルベット並の砲熕兵器積んでたり現用戦車を三両も積めたりと、米海軍の同種の機体には無い重武装かつバカでかい代物です。実際ネットなどで実機の画像を見ると、そのあまりの巨体っぷりに愕然となったりもしますが。
60ノットの高速で単独渡洋と揚陸を同時に行う事を目的としているようで、正直エアクッション艇の常識ひっくり返してます。ロシアはよく妙な領域で異様に巨大なモノを造っちゃう性癖があるよね?
ちなみにNATOコードの「ポモルニク」はオオトウゾクカモメの意味だそうで、ロシア呼びの「ズーブル」はヨーロッパバイソンの事だそうです。しかしこの情報化社会でいちいち自陣営の名前付ける必要あるのかなぁ~いっつも疑問なんだけど。相手の持ち物なんだから相手の名前でいーじゃん。自分の国の言葉じゃないから呼びにくいっつったって、どーせ現場じゃ勝手にあだ名付けるんだろうしさぁ。セコい欺瞞なんて昨今じゃ通用しないよ?
ま、それは兎も角、キットの方は圧倒的に少ないパーツ数で実機を表現してて、多分ナイスな感じ。手元に資料もろくに無いから良く知らんけど・・・・こんなマイナーな機体をキット化してるんだからリサーチはちゃんとやってるんだと信じることにする。うん、それは人生においても大切なことだね。
まぁ、「知らんかった」っていうのは時としてシアワセにつながったりもするんで、あえて深くは追求しません。下手に藪の中へ足突っ込んだら何が出て来るか分かんないもんなぁ~
組み立てて塗るだけなら一日あれば出来上がっちゃう。ツボどころにエッチングまで入っているし。いやぁ、コイツは中々の素敵キット。プラウダ高校のデカールは入ってないので(当たり前だ!)、モデルカステンのガルパンデカールVol.4をぺたりと貼っ付けております。
このキットを作る人の為に機体(船体?)番号まで入っているのが素敵。いいねぇ、サービス精神旺盛で。言われなきゃ分かんない所だけど、こういったこだわりに喜んじゃうのはモデラーの性。
まぁ、知らない人間にとっちゃどーでも良いことなんですけどね。それにそもそもプラモってのは自己満足の上に成り立っているモノなんだから、本人が良ければそれで良しなのであります。まったくモデラーの幸福というのは安上がりなもんじゃのうw
しかしプラモ造ってたら当時の映画館での興奮を思いだしちゃいましたよ。一度見ただけじゃ飽きたらず、4DXまで見に行ったもんなぁ。仲間内でも「ガルパンはいいぞ」って巷のオッサン共の合い言葉を連呼してたしね。あ~、またDVD見たくなっちゃった。それともTVシリーズを一話から見返してみるというのもいいかも・・・・
製作の詳細
(写真1)制作っつってもパーツが極端に少ない上に基本パーツもスライド金型で形成されてるんで、組み立てだけなら小一時間もあればオッケ~。まさにウィークエンドモデラー御用達。しかも1/700なんて小スケールモノなんで、完成しても場所を取りません。うーん、素敵。
(写真2) エッチングは溶剤で洗った後に、クルマ(プラモぢゃなくて実車の方)補修用のメタルプライマーをぷーと吹いて黒で塗装。模型用のプライマーよりもこっちの方が塗装の食いつきが良いのよ。
(写真3) ぱぱっと組み上げて下地にミディアムグレーを塗った後に、指定基本色をぷーと吹いたら、ほうら!もう完成したも同然。パーツの少ないキットはエエのう。
(写真4) デカール貼ってトップコートを吹いたら出来上がり。なんて呆気ない、なんて簡単。こんなにも容易く完成品が出来上がって良いのでしょうか?否、良いのです。これがプラモってヤツでございますですよ。
さーて次は何作ろうかな~このところ連日地獄のような暑さが続くので、お手軽にサクサクっと出来上がるヤツがいいかもです。バンダイのメカコレとか、最近のは異常に出来がいいしねぇ~
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