Home  > メッサーシュミットBf109G2 (ホビーボス 1/72)> 飛行機プラモデル製作>2018年10月号

飛行機プラモデルの製作

 メッサーシュミットBf109G2 (ホビーボス 1/72)

  by  MELS57




今回はメッサーG型最初の量産モデルの一つ、G2を作って見ました。




 ホビーボスのキット構成はいつもながらシンプルです。
今回は塗装の都合で一発抜きの胴体下面(機首下面ー主翼ー胴体底面が固まりです)を主翼部で分割し、本体と接合しボディ後部の形を先に作ります。
一方で、主翼のラジエターがなぜかインテイク部が省略されているのでプラ板で追加工、モールドも片側だけないなどいちいち手間がかかります。


 他にもこのシリーズは各型コンバーチブルを想定しており、金型入れ替え痕があり
(垂直尾翼部胴体、主翼上面主輪バルジなど)ペーパーのお世話になります。
更に機首機関銃周りのモールドを施し、過給機インテークも接合痕を表現してみました。

本キットのもっともいけてない部分はスピンナー 及び一体のブレードでかなり削りこみ
一回り以上小ぶりにしました。初めから自作すれば良かったかも。


 胴体と主翼/機首下面が分離した状態で以下の通り基本塗装を施し、最終組み上げ後に修正も兼ねて再塗装しました。今回の塗装ネタはJG52のハンス ワルドマンの搭乗した機体で、空戦時に垂直尾翼に被弾し方向舵がほとんど欠落した状態で、帰還した時の写真が数葉みられるメジャーなものです。
(本機搭乗時は軍曹相当)
 塗りで特徴的なのが機首のゴマシオ迷彩で、資料によってライトグレー系に
グレーグリーンの斑点とするものとイエローベースにダークグレー系としている
ものがあり写真をよーく観察した判断でイエローベース案で設えて見ました。




 ゴマシオ斑点はラッカー地ベースに水彩アクリルで手塗り仕上げです。ついでに胴体もインクスポットも含め水彩アクリルを面相筆で塗り上げました。
主翼及び尾翼はエアブラシでラッカー塗料仕上げしています。
塗装しながら、腰の折れた耐水ペーパーで軽く研ぎ出し。これを繰り返しデカールを貼付し乾燥後、クリアーを拭いて最後にエナメルでウオッシングし完了とします。(デカールはバルカンクロイツとスワスチカを使用)
キットはシンプルですが私の作り方がひねくれているので、時間がかなりかかりました。
(製作期間色々あって 約4ヶ月) 素直にキットをストレートに作れないのが自分事ながら、うらめしいです

これも蜜柑箱からの復活したヤツでございます。



参考文献
Kagero出版 Aircraft Aces2 ISBN 83-89088-44-4
機首イエロー説の本です。紹介されている機体のデカールシートがおまけに付いてます。
ワルドマンの機体の書体が気に食わんので使わず今回は手塗り処理しました。
(階級記号及び機番号) デカールは1/72、1/48、1/32の各スケールがついてます。
3人のドイツ人エースの乗機のカラープロファイルで紹介
→プリラー Fw190A3/A8,ワルドマン Bf109G2/Me262, シュペーテMe163





IanAllan出版 Jagdwaffe the war in Russia ISBN 1-903223-23-7
機首グレー説の本です。塗装全体図としてはこちらの方が正確な感じです。
別機ではありますが実際に斑点塗装中の(モップ様のもので)写真も掲載あります。
東部戦線のBf109E7, F2/4, G2/6, Fw190A3 のカラ ープロファイル掲載


フジ出版 203の勝利 ISBN4-89226-059-2
ヘルムート リッペルト大尉の空戦機。JG52のエースの記述があります。
(総撃墜数203機。自身も4度撃墜されるも大戦を無傷で生きのびます)
本書内容より
ハンス ワルドマン中尉 総撃墜数 134機 最後の2機はMe262により成し遂げます。
1945年3月18日に濃霧の中、Me262同士で接触事故を起こし墜落死去。



  Home>メッサーシュミットBf109G2 (ホビーボス 1/72)> 飛行機プラモデル製作>2018年10月号

Vol.122 2018 October .   www.webmodelers.com /Office webmodelers all right reserved /  
           editor Hiromichi Taguchi 田口博通 /無断転載を禁ず  リンクフリー
「webモデラーズ について」 「広告のご出稿について」
 

プラモデル模型製作記事

TOTAL PAGE