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> カナディア・セイバーMk5(ホビークラフト・カナダ 1/72)<飛行機プラモデル製作<2018年10月号
飛行機プラモデルの製作
カナディア・セイバーMk5
(ホビークラフト・カナダ 1/72)
by 出戻 十三浪 Demodori Tomio
カナダが49年にNATOに加盟すると米国はF-86の免許を与え、各型1815機を量産、数か国で使用された。
英国はMiG-15に対抗できる後退翼機がなく428機を輸入、'53年からセイバーF4として配備。'56年、ハンターと交替し退役。
キットの初版は'91年、フジミとは脚周りの型が違い、操縦席回りの細部がマシになっている。
製作
〇付属デカールがショボく英モデルデカールで234SQNのセイバーF.Mk.4として製作。
〇各接着部は、パテを盛って鑢で均し、筋彫等を再生
〇翼端灯・着陸灯は整形後、八百~二千番まで水ペーパーで削り、コンパウンドで磨いた。
〇各翼後縁は鋭く研いだ
・脚庫を接着し主翼を貼り合わせる。
・翼端灯部を削って透明材を瞬着で貼り、鑢で整形
・(できれば、真鍮管・線でピトー管を自作。取付穴を埋めて小さく開け直す)
・増槽鰭を鋭く研ぎ接着。先端をもっと尖らせた。細い支柱は0.2㎜プラ板で作る
・垂直尾翼上部の筋彫が左右でズレているので修正
・ノズルを後嵌め加工
・燃料投棄管は1.2㎜の真鍮管を潰して作る。差し込む穴を開孔。
・機銃口を拡げて1.2㎜の真鍮管を差し込み、瞬着で隙間を埋め、鑢で面一にするとシャープに
・機首下の着陸灯の表現は、H・アイズの凸側を銀に塗って埋め込み、表から瞬着で固め、面一に削る。
・ヘッドレストは灰で塗り、支柱を細い金属線で作り換える。椅子ベルトは板鉛で表現
・操縦席回りは黒
・照準器の上に孔を開け、裏を銀で表を透明緑等で塗ったH・アイズを嵌める。反射板は薄い透明板に交換
・ダクト回りに板鉛を巻いて錘に
・脚は銀。ブレーキパイプは鉛線。墨入れしておく
・操縦席回りを挟んで胴体左右を接着。胴体の穴を塞ぐ板の接着がややスッキリせず要仮組・修正
・インテークリップを接着。ダクトと合わないので溶きパテを毎日塗って隙間・段差を埋め、棒鑢で均す
・垂直尾翼前縁と胴体と接する部分を鋭く研ぐ
・翼を胴に接着するが上反角がやや足りな目。翼端裏にセロテープを貼って引っ張り背部に差し渡して矯正
・風防裏から平面部を薄めた透明青で塗って防弾硝子の厚さを表現。接着後、テープで透明部を養生、パテ盛整形。透明部をマスク。
キャノピー枠には灯火と窓があるのでマスク。穴もあるので開孔。裏側もマスク、艶消黒を吹く。
・パイロンを翼に接着
・脚庫、脚扉裏はジンクロ。マスコルでマスク
・翼端灯左は透明赤、右に透明青を塗ってマスク
・ダクトに筆を入れて銀塗装。ティッシュを突っ込み、リップ直後を細切りテープで覆い、マスコルを隙間に塗る
・操縦席周りをテープで覆う
・水平尾翼を接着してから機体、脚扉表、増槽にサフを吹き、傷を見つけて修正、またサフを吹く
・垂直尾翼先端に明灰を吹いてマスク。機首に白を吹き、赤を重ねてマスク。下面と増槽・脚扉にPRU青を吹き、マスク。縮尺効果で白を混ぜた暗海灰を上面&キャノピーに吹き、残す所はマスコルで覆う。白を混ぜたODを吹く。
・マスクを剥がし、機首先端を赤茶(黒や灰もあり)で塗る。
・マスキングして風防枠と防眩塗装・垂直尾翼上前縁アンテナの艶消し黒を吹く。
・キャノピー内側の小部品を付ける。小透明部品は透明橙で塗る。接着部が小さいので一寸面倒
・透明部以外のマスクを剥がして墨入れ、エナメルシンナーで磨いて艶を出す。透明部のマスクを剥がす。
・デカール貼りでは透明な縁を切り、軟化剤を使用
・裏返して、燃料投棄管、首脚と扉、主脚と扉、増槽と支柱を接着。
・胴体末端に尾灯がある。H・アイズの極小の裏を銀、表を透明橙(向かって左)・白に塗って接着。
・ピトー管を付け、キャノピーを乗せて完成。
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