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特集 時空を超えたプラモデル

    ハンティングタイガー (タミヤ1/35)

by RYUJI



50年ほど前に作ったタミヤの1/35戦車シリーズ 21、ハンティングタイガーです。



 このキットは1967年12月に発売されました。モーターライズしてゴムキャタピラで走らせるか、当時としてはリアルな ポリキャタピラを組んで展示用にするか選択するようになっています。
このキットは今となっては全長が間違ってるとか、装備品がおかしいとかツッコミどころ満載なのですが、当時は溶接跡の正確な表現とかワイヤロープ等を彫刻ではなく別パーツで再現など今のMMにつながるタミヤの意欲作でした。 


車体の裏側を見るとスイッチ用の穴などが空いていて、これは「動くプラモデル大全」によればシングル初版・前期型です。1967の刻印も見えます。

塗装してありますが、タミヤのタンクカラー、ジャーマングレーの上にオリーブドラブで迷彩を筆塗りしています。
部隊マークも第2SSのが貼ってあるって…ちょっと適当過ぎますね、機銃口の穴なども空けてないし…。




 では半世紀を経て箱から出したこのキット、再塗装しましょう。
変にディティールアップはせずにこのままでいきます。
まずはシンナーで塗装をすべて拭き取り、全体をジャーマングレーで下塗りします。
ポリキャタピラもタミヤのナイロン用プライマーを吹いて同じくグレーで塗ります。
次にダークイエローを影の部分を残しながら車体上部全体に吹きつけます。
車体下部はウェザリングしてしまうので転輪の表面など一部を塗ります。




ウェザリングはクレオスのマッドホワイトを使用しました。

キャタピラなどはこれを一度全体に塗り、乾いたら専用うすめ液で拭き取るとグレーの凸部が浮き出ていい感じになります。



 迷彩は普通の三色迷彩としました。あとは墨入れ、汚し塗装、ウェザリングを適当に施して完成です。



 このキットを再び塗装する機会が来るとは思ってもいませんでした。
webmodelersさんに感謝です。




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